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泉浦秀行「基本的な観測量」、シリーズ現代の天文学第5巻、祖父江・有本・家編『銀河II』第2版 1.3節、図1.24(日本評論社)
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一般に物体の回転は、互いに直交する3つの軸の周りとして定義できるが、各軸を妥当な方向とすると角速度ベクトルと角運動量ベクトルとの関係を対角行列で示すことができる。このような軸を慣性主軸という。分子1個についても、3つの慣 […]
屈折率の異なる媒質の薄膜を交互に重ねることで多数の反射層をつくり、それらの光干渉を用いて、所望の透過特性、あるいは反射特性を持たせる技術。多層膜干渉フィルターは、色ガラスフィルターなどに比べて透過波長域と反射波長域の切れ […]
人工衛星の軌道の一つで、北極と南極の上空を通過する極軌道のうち軌道面と太陽方向の角度が一定に保たれる軌道。このうち、軌道面が太陽方向と垂直な軌道は常に明け方か夕方を通過するために衛星にとって同じ温度条件が保たれるので都合 […]
望遠鏡の先端部あるいは観測装置の入射瞳に置く低分散プリズムのこと。視野内のすべての天体の光スペクトルを一度に撮影することができる。シュミット望遠鏡でよく用いられる。対物分光も参照。
地球大気の屈折率にはわずかながら波長依存性があるため、恒星からの光を結像すると色分散を生じてしまう。これを大気分散といい、その大きさは天頂距離に依存する。レンズ光学系にこの大気分散を打ち消すような反対の色分散を生じさせる […]
地上からの天体観測では大気のゆらぎが解像力の妨げとなる。可視光と赤外線では大気中の温度ゆらぎが屈折率の非一様性の要因となり光波面を乱す。電波では水蒸気の分布のムラが位相の乱れの要因となる。光束中のこのような乱れを実時間計 […]
人間の目が感じる赤、緑、青の3原色に、それとは異なる波長の電磁波の強度を割り当てて作った仮想的なカラー画像のこと。可視光に限らず、目に見えない波長の電磁波で得られた画像を割り当てることによって、実際は目に見えない情報をカ […]
2つの関数のたたみ込み合成後の関数のフーリエ変換は、合成前の個々の関数のフーリエ変換の積に等しいという定理。ある画像を特定のカーネル(たたみ込みを参照)を用いてぼかし処理をする場合、カーネルサイズが大きいと演算回数が増え […]
高エネルギーのガンマ線が地球大気に入射すると、大気中の原子核と衝突して空気シャワーが作られる。シャワー中の荷電粒子はチェレンコフ光を放射し、数分の一度に広がった光のフラッシュとなって地上に降り注ぐ。この光を集光して光電子 […]
開口合成型電波干渉計で得られる画像の1つで、最終的な画像とする前に得られる。天体画像の空間周波数成分に当たるビジビリティのうち、実際に測定した空間周波数成分のみを用い、他を0として、それをフーリエ変換することで得られた画 […]
画像処理の際に用いられるフィルタリング処理の一種で、1画素の情報をある特定のパターン(カーネル)に従って周囲の画素に割り振っていくもの。コンボリューションともいう。異なる状況で取得された画像を比較する際、星像サイズを合わ […]
原始星になる前の主に水素分子でできた準静水圧平衡の天体のこと。 分子雲コアの中で進む星生成過程において、自己重力により収縮する中心領域では、密度がくらいになると圧力が十分大きくなり、重力収縮が止まって準静的な構造を持つ天 […]
重い銀河ほど昔に星生成活動を終えたという現象。どの時代の銀河にも一貫して見られる。たとえば、現在の宇宙で活発に星生成を行なっているのは小質量の銀河だけであり、最も重い銀河である楕円銀河は星生成をほとんど行っていない。星生 […]
銀河の中心部分に存在する星でできた楕円体状の構造。円盤成分(ディスク)に対してバルジと呼ばれる。ハローとバルジを一緒にして楕円体成分ということもある。現在の銀河のバルジにはガスはほとんどなく、星生成活動もほとんどない。ま […]