天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

New

「画像説明文」に含まれる"telegram会员购买(SMMFS.COM)涨粉网站飞机会员帮开,ctr"の検索結果(98件)

FOCAS Faint Object Camera and Spectrograph

すばる望遠鏡のカセグレン焦点に搭載された微光天体分光撮像装置。装置内の平行光束中に挿入する光学素子として、フィルター、グリズム、偏光子などを選ぶことにより、波長域370-1000 nmでの撮像、分光、偏光分光などさまざま[…]

フラウンホーファースペクトル Fraunhofer spectrum

太陽の分光スペクトル中に見られる吸収線のことで、フラウンホーファー線とも呼ばれる。

フラッシュスペクトル flash spectrum

皆既日食の際に皆既開始の直前と皆既終了の直後に短時間だけ光球より上空にある彩層が輝くが、このときに得られる分光スペクトルのこと。月により光球が隠されていくと、連続光成分と吸収線からなる光球起源のスペクトルが次第に弱まって[…]

プリズム分光器 prism spectrometer

分光器を参照。

分光 spectroscopy

電磁波(光)を波長ごとのエネルギー強度の分布に分解すること。得られたものをスペクトルという。 分光学と分光観測も参照。

分光学 spectroscopy

電磁波を波長または周波数成分に分解して測定することにより、対象の組成や温度、密度などを調べること。光学や物性、化学、医学などの幅広い分野で用いられる。電磁波の吸収と放射は、波長(周波数)について連続的に起こる成分(連続吸[…]

分光観測 spectroscopic observation/ spectroscopy

天体からの光を波長ごとに分けて(分光して)、スペクトルを取得する観測のこと。分光観測を行うために用いる装置のことを分光器と呼ぶ。分光観測は、天体の物理状態(温度、密度)や化学組成、運動状態などを知るために必須の観測手法で[…]

分光器 spectrometer

天体からの光(電磁波)を分光することにより、波長ごとのエネルギー分布であるスペクトルを測定する装置。スペクトルから天体の組成や物理状態や運動を調べることができる。大きく分散型と非分散型に分けられる。 分散型分光器の基本[…]

分光視差 spectroscopic parallax

主系列星には真の明るさ(絶対等級)とスペクトル型(あるいは色指数)との間に密接な関係がある(HR図を参照)。この性質を利用し、スペクトル型あるいは色指数を観測することによって、星の真の明るさ(絶対等級 $M$)を推定し、[…]

分光標準星 spectroscopic standard stars

見かけの明るさが波長ごとに正確に求められており、分光観測データの波長感度校正を行うために用いられる恒星のこと。分光測光標準星ともいう。分光標準星としては、強い輝線や吸収線がなく、全体的になめらかな連続スペクトルを持ち、し[…]

分光連星 spectroscopic binary

スペクトル線の観測からそれとわかる連星。2つの星が分離して観測できなくても、スペクトル中に複数の恒星からのスペクトル線が観測され、その波長が周期的に変化することから確認される場合があり、それらは二重線分光連星と呼ばれる。[…]

べき関数型スペクトル power-law spectrum

変数 x に対する分布関数が x α の形になる分布。α(アルファ)の値をべき指数という。たとえば宇宙線のエネルギー(E )分布は 10 9〜10 15 eV の範囲でほぼ E -2.7 に比例して急激に減少するべき関数[…]

HEMT High Electron Mobility Transistor (HEMT)

高電子移動度トランジスタを参照。

ボリソフ彗星 2I/Borisov

オウムアムアに次いで2番目に発見された恒星間天体。2019年8月30日に、アマチュア天文学者のボリソフ(Gennady Borisov)がクリミア半島の施設で、自作の65 cm望遠鏡による観測で彗星らしく見える天体を発見[…]

未同定スペクトル線 unidentified spectral line

天体を観測してえられる分光スペクトル中の吸収線や輝線のうち、どの物質(原子、分子、イオン、星間ダスト)が原因となっているかが不明の線のこと。電波領域には多数存在する。

LAMOST Large Sky Area Multi-Object Fiber Spectroscopic Telescope (LAMOST)

中国科学院国家天文台の河北省興隆観測所にある、多天体分光専用の準子午儀型の反射式シュミット望遠鏡。望遠鏡の光軸は子午面内にあり、南側に置かれた口径4 mの固定球面反射鏡とシュミット補正板の役目をする北側に置かれた補償光学[…]

臨界密度(ガススペクトル線の) critical density(for a spectral line)

ガス分子の励起に関連して、衝突と電磁波の放射とのどちらが優勢になるかの境に当たる密度のこと。電波領域での熱的輝線の場合、宇宙空間では衝突による励起と電磁波の自発放射を伴う遷移との競争過程になっていると考えられる。このため[…]

連続スペクトル continuum spectrum

ある波長範囲でどの波長でも強度があるスペクトル。すなわちどんなに高い分解能で分光してもスペクトル線が見られないものをいう。連続スペクトルとスペクトル線が共存する場合、連続スペクトルの部分を連続光(連続波)を意味する コン[…]