中心核(銀河の)
よみ方
ちゅうしんかく(ぎんがの)
英 語
galactic nucleus
説 明
銀河の中心にあるブラックホールとその周囲の構造のこと。銀河の中には中心が点状に強く輝いているものがあり、観測的にはこの点状天体を銀河中心核と呼ぶ。特に、広がりに比べて明るさが通常の恒星の集積では説明できないほど明るい場合、これを活動銀河核と呼ぶ。活動銀河核では大量の星間ガスが中心に位置する超大質量ブラックホールに流れ込んで降着円盤が形成される。この降着円盤が内部摩擦などによって加熱され、可視光だけでなくさまざまな波長の電磁波を放出する。このため、可視光で明るい点が見えなくても、降着円盤からの放射が検出されれば活動銀河核と分類するようになった。
活動銀河核を持つ銀河としては、セイファート銀河、クェーサーなどが有名である。
2018年03月11日更新
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