天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

New

「画像説明文」に含まれる"telegram涨粉👉【SMMFS.COM】自定义评论频道关注,teo"の検索結果(21件)

アエンデ隕石 Allende meteorite

1969年2月8日にメキシコ北部に落下した隕石で炭素質コンドライトに分類される。現地の村の名前をとってアエンデ(Allende)隕石と呼ばれる。数千個以上の破片となって落下したが回収された総重量は3000 kg近くにおよ[…]

隕石 meteorite

宇宙から地球に落下してきた岩石。多くは小惑星のかけらであるが、大気中で燃え尽きなかった流星のかけらもある。小惑星には太陽系誕生の初期の情報が残されているので隕石は太陽系の誕生過程を知るための重要な研究対象である。 隕石[…]

隕石孔 crater

クレーターを参照。

隕鉄 iron meteorite

鉄隕石を参照。

温室効果 greenhouse effect

大気を持つ惑星では、惑星表面からの熱放射が、宇宙空間(大気圏外)に到達する前に、大気中の物質に吸収・散乱され、エネルギー輸送が妨げられるため、大気内の温度が上昇する。これを温室効果という。ビニールやガラスで覆われた温室の[…]

温室効果ガス greenhouse gas

温室効果を引き起こすガスのこと。地球大気中で温室効果を引き起こすガスは多数あるが、効果の小さいものや、水蒸気のように効果は大きくても人間の活動では大気中の含有量がほとんど変化しないものは地球温暖化に大きな影響はない。人間[…]

クレーター crater

隕石や小天体の衝突で形成される、円形の窪地とそれを取り囲むリムと呼ばれる円環状の高まりから構成される地形。隕石孔とも言う。断面がおわん型のもの、平底型のもの、中央に高まり(中央丘)があるもの、多重のリムから構成されている[…]

散在流星 sporadic meteor

流星のなかで、流星群に属さないランダムな成分を指す。放射点はなくさまざまな方向で観測される。季節変化があり、北半球では夏から秋にかけて多く、冬から春の期間は少ない。彗星から放出されてから時間がたってダストトレイルから拡散[…]

石質隕石 stony meteorite

岩石質を主成分としている隕石のコンドリュールを含み岩石体としての溶融を経験していないコンドライトと、溶融して分化した鉱物からなるエコンドライトに大別される。コンドライトは金属鉄や酸化鉄をかなり含むが、溶融して分別作用を経[…]

石鉄隕石 stony-iron meteorite

鉄ニッケル合金とケイ酸塩鉱物がほぼ等量で混合している隕石である。溶融を経験した分化隕石の一種である。石質隕石、鉄隕石と比べると非常に希である。パラサイトは鉄ニッケル合金の中に丸みを帯びたカンラン石の結晶が分布しており、溶[…]

ダスト dust

0.001mm(1μm)程度の大きさの固体の微粒子のことであり、星などが発する光を効率的に吸収したり散乱したりする。塵微粒子あるいは単に塵とも言う。主に星間空間に存在している星間ダストのことを指すが、ダストの存在する場所[…]

ダストトレイル dust trail

彗星の軌道に沿って分布するダストの分布。赤外線天文衛星IRASによって観測されている。これが地球の公転軌道と交差する場合には流星群として観測される。 彗星は太陽系の内側の近日点付近でのダスト放出量が多い。周期彗星では回[…]

炭素質隕石 carbonaceous meteorite

炭素質コンドライトを参照。

潮汐加熱 tidal heating

惑星の近傍を衛星が公転しているとき、衛星の各部分で惑星から受ける重力の強さが異なることが原因で、衛星の形状は球からずれた形に変形する(潮汐を参照)。衛星の軌道が楕円であるとき、この潮汐作用による変形の仕方が衛星の公転運動[…]

鉄隕石 iron meteorite

鉄ニッケル合金を主成分とする隕石。隕鉄とも呼ぶ。天体での溶融を経験した隕石で、溶融のため金属鉄成分が沈降して集積したものと考えられる。ケイ酸塩鉱物結晶が多く含まれるものは石鉄隕石と呼ぶ。鉄隕石は、ニッケルやゲルマニウム、[…]

流星 meteor

宇宙空間にある小さな固体の天体が地球の大気に飛び込んできて光を放つ現象。一般には「流れ星」として親しまれている。 国際天文学連合(IAU)の定義と解説に基づくと、流星とは、「宇宙から来る固体の天体がガス状の大気に高速で[…]

流星雨 meteor shower

広義には流星群と同じ意味で使われることがあるが、通常は、流星の単位時間あたりの出現数が通常の流星群のときよりもはるかに多い(1時間に1000個以上)現象を指す。流星雨は、中心となる放射点があり、天球上を放射状に流れる。流[…]

流星群 meteor shower

特定の日時に流星の数が増えるものを流星群と呼ぶ。流星群は、彗星や小惑星から放出された流星物質がほぼ同じ軌道上に広がっているところを地球が通過するときに発生する。以前は、彗星軌道上に流星物質が集中してダストトレイルを形成し[…]

流星痕 meteor train

流星が通った後に飛跡に沿って残る淡く輝く痕跡。流星が発光した後に残す流星物質が高温で溶解したプラズマや大気中の原子・分子などが光るもの。数秒以下で消える短痕と明るい流星の場合数分以上発光し続ける永続痕がある。短痕は酸素原[…]

流星塵 micrometeorite

流星を参照。