天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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「画像説明文」に含まれる"电报机器人bot上粉👉【SMMFS.COM】投票服务代开会员,gnE"の検索結果(44件)

アルファ磁気分光器 Alpha magnetic spectrometer

磁場を利用して高エネルギー宇宙線や未知の粒子の電荷と運動量を測定する装置。Alpha Magnetic Spectrometer の頭文字をとって AMSと略称される。米国エネルギー省が主スポンサーで、代表研究者サミュエ[…]

MHD magnetohydrodynamics(MHD)

電磁流体力学を参照。

欧州原子核研究機構 European Organization for Nuclear Research(CERN)

1954年にヨーロッパの11ヵ国により、「Science for Peace(平和のための科学)」を掲げ設立された素粒子・原子核分野の世界最大規模の国際研究所。ヨーロッパ合同原子核研究機構などとも呼ばれるが、一般には、機[…]

銀河磁場 galactic magnetic field

銀河の大局構造としての磁場のこと。渦巻銀河を電波連続波で偏波観測することで磁場の方向と強度を調べることができる。また、天の川銀河(銀河系)を初めとする横向き銀河では、偏光電波源の観測から求めた回転量度によって視線に沿った[…]

けられ vignetting

光学系の本来の光束の一部が光学素子の口径不足や障害物などによって遮られ、焦点に届かなくなる現象。本来の光束は瞳位置に置かれる絞りによって決まるが、望遠鏡では多くの場合に主鏡(場合によっては副鏡やシュミット板)が絞りに相当[…]

コロナ磁場 coronal magnetic field

コロナ中の磁場のことで、太陽光球面で観測される磁場がコロナの高さにまで達したもの。コロナ磁場の値は10-100ガウスである。コロナの磁場を観測データより推定する最も直接的な測定は、コロナ輝線のゼーマン効果による円偏光を検[…]

磁気圧 magnetic pressure

プラズマ(電磁流体)中に磁場があることによって生じる圧力。磁場の強さの2乗に比例する。ガスの圧力と同じように圧縮しようとする作用に対しての反発力となり、磁気圧勾配に比例した力が生じる。ローレンツ力のうち、等方的な成分が磁[…]

磁気嵐 magnetic storm

地磁気嵐ともいう。コロナ質量放出などによって太陽からやって来たプラズマが地球磁気圏に達して引き起こす擾乱現象のこと。磁気嵐が発生すると地球磁気圏のイオンや電子の分布が変動する。オーロラが頻繁に発生したり、無線通信に障害が[…]

磁気音波 magnetosonic wave

電磁流体波の一種で、磁気圧とガス圧との勾配を復元力とする波。磁気音波には、磁気圧とガス圧の復元力が互いに強め合う場合と打ち消し合う場合があり、前者は速い磁気音波(ファーストモード)、後者を遅い磁気音波(スローモード)と呼[…]

磁気回転不安定性 magneto-rotational instability(MRI)

差動回転する磁化プラズマ中の不安定性であり、回転軸に対して微小変動を受けた内側と外側のプラズマの角運動量が、プラズマを貫く磁力線を介して交換されることにより成長する。この不安定性は、1959年にベリコフ(E.P. Vel[…]

磁気圏 magnetosphere

磁場を持つ惑星や衛星の周辺で、太陽風(プラズマ)が磁場にとらえられている領域。地球の磁気圏は太陽側では地球半径の10倍程度だが、反太陽側には大きく引き延ばされた「吹き流し」状の形をしている。地球以外にも、水星、木星、土星[…]

磁気双極子放射 magnetic dipole radiation

磁気双極子の振動による電磁波(光)の放出過程。電気双極子放射に比べ遷移確率が低く、磁気双極子放射による遷移は禁制線となる。磁気双極子放射による遷移の典型的な寿命(つまりアインシュタイン係数Aの逆数)はおおよそ10-3秒で[…]

磁気単極子 magnetic monopole

単一の磁荷を持つ仮説上の素粒子。モノポールともいう。ディラック(P.A.M. Dirac)は1931年、磁荷gが存在するならばcgsガウス単位系で $g=n\hbar c/2e$(n は整数、c は光速度、e は電気素量[…]

磁気張力 magnetic tension

プラズマ(電磁流体)中に磁場があることによって生じる張力。磁気張力の効果により、磁力線が湾曲していると、それをまっすぐにするような方向に力を生じる。ローレンツ力のうち、非等方的な成分が磁気張力による力である。

磁気ピンチ力 magnetic pinching force

プラズマ中にねじれた磁力線があるとき、ねじれた磁力線内にプラズマを閉じ込めておこう とするように働く力。磁力線方向に磁場が縮もうとする磁気張力に起因する。

磁気浮力 magnetic buoyancy

重力下のプラズマ中の磁束管の内外の密度差によって生ずる浮力を磁気浮力という。磁束管内部ではガス圧に加えて磁気圧が働くので、内部のガス圧は外部のガス圧よりも低くなっている。内外の温度が同程度なら、これは内部の密度が低いこと[…]

磁気ヘリシティ magnetic helicity

ある領域内で磁場BとそのベクトルポテンシャルA (B=∇×A)に対して、A・Bを積分したものをその領域の磁気ヘリシティといい、磁力線の絡まり具合を表す。太陽コロナにおいては、ある領域での磁気ヘリシティの増加がその領域の磁[…]

磁気モーメント magnetic moment

磁場が生じる原因を考える際の基本的要素。磁極は必ずN極とS極とが対となっているため、電場を考える際の点電荷に対応する点状のN極やS極を単独の基本的要素として考えるよりも、同じ強さのN極とS極とが一定の距離を隔てて対になっ[…]

磁気乱流 magnetic turbulence

磁場を持ったプラズマ中で生じる乱流。磁場とプラズマの流れが相互作用する結果、乱れた流れに加えて磁場も乱れている状態を考えることが一般的である。磁気レイノルズ数も参照。

磁気リコネクション magnetic reconnection

磁力線のつなぎ変わりのこと。磁気再結合ともいう。これによって磁気エネルギーの高い磁場配位から磁気エネルギーの低い磁場配位にかわり、磁気エネルギーを解放する。太陽フレアでは磁気リコネクションがエネルギー発生の重要な素過程に[…]