天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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ALMA Atacama Large Millimeter/sub-millimeter Array(ALMA)

アルマ望遠鏡を参照。

アルマ望遠鏡 Atacama Large Millimeter/sub-millimeter Array(ALMA)

南米チリのアンデス山脈の中、標高5000mのチャナントール高原に建設された、周波数80-950 GHz帯のミリ波サブミリ波領域で稼働する電波干渉計。口径12 mと7 mのアンテナ計66台を最大基線長16 kmで展開し、大[…]

宇宙の再電離 cosmic reionization

宇宙で最初の天体が誕生した後、天体が発する紫外線によって宇宙全体に広がっていた中性水素ガス(HⅠガス)が光電離されること。 ビッグバン直後の宇宙は超高温・高密度で、主に水素からなるガスは電離した状態(水素の原子核である[…]

宇宙の晴れ上がり 対応する英語なし

宇宙の晴れ上がりとは、ビッグバンによる宇宙誕生の約38万年後、赤方偏移にしてz = 1090の頃に、たとえて言えば、「濃い霧がかかったようになにも見えなかった状態から霧が晴れてくっきり景色が見える状態」へと宇宙の状態が変[…]

クライオスタット cryostat

一般的には真空低温槽を指す。低温寒剤(液体窒素や液体ヘリウム)または機械式冷凍機によって低温に保たれる。断熱をよくするために真空とする。多くはステンレス鋼で作られている。天体観測装置では熱雑音を減らすために、冷却した装置[…]

原始惑星系円盤 protoplanetary disk

星間雲のなかで密度が高く、水素が解離せず水素分子として存在している領域を分子雲と呼び、分子雲中でさらに密度の濃い部分を分子雲コアと呼ぶ。分子雲コアが自己重力により収縮することで星が生成される。その際により大きな角運動量を[…]

航海暦 Nautical Almanac

天体暦を基にして船の航海のために便利なように編纂した暦。天球上における星、月、太陽などの日々の位置が記載され、時しん儀(クロノメーター)・六分儀とともに天文航法に用いる。日本では、海上保安庁海洋情報部が発行する『天測暦』[…]

光子球 photon sphere

ブラックホールの事象の地平面の外側にある薄い球殻状の境界領域。この領域では重力が強いので、入射した光子はブラックホールの周りを周回する。周回した光子は最終的にブラックホールに吸い込まれるか、外側に飛び去っていく。光子球の[…]

暦(こよみ) ephemeris, almanac, calendar

暦(れき)を参照。

サブミリ波 submillimeter(radio)wave

電波の中で最も短い波長(0.1-1 mm程度)をもつものの名称。 ミリ波やサブミリ波では低温度の星間物質(分子雲や星間ダスト)中にある分子の輝線が多く観測される他、ダストの熱放射もこの波長域に強度ピークを持つ。サブミリ[…]

スニヤエフ-ゼルドビッチ効果 Sunyaev-Zel'dovich effect

宇宙マイクロ波背景放射(CMB)からの光が、銀河団のプラズマ中にある大量の高温電子の中を通るときに、逆コンプトン散乱を受けその黒体放射のスペクトルに歪みが生じる効果を指す。略してSZ効果とも呼ばれる。このとき、エネルギー[…]

星風 stellar wind

恒星の表面から流れ出す物質(プラズマ)の流れ。恒星風と呼ばれることもある。太陽の場合は太陽風と呼ばれる。 ウォルフ-ライエ星に代表される進化の進んだ高温度(表面温度3-10万度)、大質量(太陽20倍程度以上)の恒星[…]

漸近巨星分枝 asymptotic giant branch

中心部でのヘリウム燃焼を終え、中心核の周りでヘリウムや水素の殻燃焼を行う段階にある中小質量星がHR図上で形成する系列。質量が太陽の約8倍より小さい場合には、ヘリウム燃焼で生じた炭素と酸素からなる中心核で電子が縮退し、次の[…]

相関器 correlator

電波干渉計を構成する素子アンテナが検出した電場信号を受けとり、それらの間の相関をとる処理をする装置のこと。現代的な開口合成望遠鏡においては、相関器に分光機能も持たせるのが通常で、これらを特に分光相関器とも呼ぶ。分光相関器[…]

双極分子流 bipolar molecular outflow

生まれたての若い星からほぼ反対向き(南極方向と北極方向)に放出される分子ガスの高速の流れ。単に、分子流とも呼ばれる。電波領域の分子輝線により観測され、速度は100 km/sを越すものもある。理論的には、形成途中の原始星近[…]

超伝導受信機 superconducting receiver

超伝導体を検出素子としてもちいたヘテロダイン受信機。電波天文学では、アンテナで集めた天体からの信号を受信する装置として、カセグレン焦点やナスミス焦点に設置される。超伝導素子は、転移温度以下に冷却してつかわれるため、クライ[…]

超伝導ミキサー superconducting mixer

超伝導膜---薄い絶縁膜---超伝導膜の3層からなるジョセフソン接合を利用した周波数変換器。非線形性が強く、低雑音であることからヘテロダイン受信機の周波数変換器としてつかわれる。観測周波数 80 GHz - 1 THzに[…]

天測暦 Nautical Almanac

暦(れき)を参照。

電波干渉計 radio interferometer

複数の素子アンテナを組み合わせ、これらで検出した信号間の干渉を利用することで一台の電波望遠鏡を構成するものを、電波干渉計と呼ぶ。素子アンテナで検出した信号を相関器で処理することにより、一台のアンテナによって構成される単一[…]

二重星 double star

天球上で極めて接近して見える2つの星。天球上で接近して見える2つの星には、距離の大きく異なる2つの星がたまたま視線方向が近いために接近して見えるものと、実際に万有引力によってお互いの周りを回っているものがある。前者を見か[…]