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ランキン-ユゴニオ条件

 

よみ方

らんきんゆごにおじょうけん

英 語

Rankine-Hugoniot condition

説 明

衝撃波面の直前と直後の密度、速度、および圧力の間に成り立つ関係式。一般の衝撃波について成立する条件であるが、波面が静止して見える座標系で記述する場合に簡潔に書ける。具体的には質量流束(密度と速度の積)、運動量流束、およびエンタルピー流束が、衝撃波面が静止して見える座標系では、波面の前後で連続となる。衝撃波の前後で密度、圧力、および波面に垂直な速度は不連続なので、これらの微分が取り扱えない。このため、衝撃波前後の流れの変化を求めるために、この関係式がよく用いられる。磁気流体力学や相対論的流体力学でも、同様の関係式が求められる。衝撃波面が移動する場合も、ガリレイ変換(あるいはローレンツ変換)により類似した関係式が求められる。

2018年03月11日更新

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