ヘスガンマ線望遠鏡
よみ方
へすがんませんぼうえんきょう
英 語
High Energy Stereoscopic System(H.E.S.S.)
説 明
ドイツやフランスを中心とした国際共同実験として、2003年からアフリカのナミビアの高地(海抜1800 m)で高エネルギーガンマ線の観測を開始した12 m望遠鏡4台による大気チェレンコフ望遠鏡システム。複数台によるチェレンコフ光のステレオ観測により優れた角分解能を持ち、初めてTeV(1012 eV)領域で超新星残骸の広がった像をとらえ、銀河面 サーベイを行って数十個のTeVガンマ線源を発見するなど、TeVガンマ線の分野の発展において大きな役割を果たしている。2012年からは中央に28 m望遠鏡1台(H.E.S.S. II)を増設して観測を行っている。ヘス(V.F. Hess)は1912年に宇宙線を発見したドイツ人物理学者の名前でもある。
ホームページ:https://www.mpi-hd.mpg.de/hfm/HESS/
2023年04月19日更新
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