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カント

 

よみ方

かんと

英 語

Kant, Immanuel

説 明

カント(Immanuel Kant;1724-1804)は『純粋理性批判』(1781)、『実践理性批判』(1788)、『判断力批判』(1799)の3批判書で知られるドイツの哲学者。近世最大の思想家の一人。ケーニヒスベルグ出身で同大学に学び学位を取得、1770年から同大学教授に就任し、生涯同地に住んだ。
1755年に『天体の一般的自然史と理論』(Allgemeine Naturgeschichte und Theorie des Himmels)を出版。その中で、天の川はレンズ状の星の集団で、そのような島宇宙の一つであること、太陽系が星雲から形成されたとする星雲説(カント・ラプラスの星雲説)を唱えた。これは、星雲の中でガスが凝縮してたくさんの塊ができ、旋回して衝突合体が起こって少数の大きな塊となり、惑星になったという現代の太陽系形成論に通じる内容であった。また、月の潮汐摩擦により地球自転が遅くなることを示唆したり、「コペルニクス的転回」なる用語の創始者としても知られている。

2024年09月12日更新

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    カント
    カントの肖像画
    https://en.wikipedia.org/wiki/Immanuel_Kant