天文学辞典 | 天文用語をわかりやすく解説

リュウグウ

中

よみ方

りゅうぐう

英 語

Ryugu

説 明

はやぶさ2探査機の詳細観測とサンプルリターンのターゲットになった小惑星。1999年に発見され1999 JU3の仮符号がつけられ、後に正式に登録されてリュウグウ(162173 Ryugu)と命名された。浦島太郎の伝説などから竜宮(龍宮)にちなんでこの名前になった。
リュウグウは地球接近小惑星アポロ群に属する小惑星である。スペクトル型がC型の炭素質小惑星で、はやぶさ探査機のターゲットとなったS型の小惑星イトカワ(Itokawa)と比べるとより始原的な天体で、有機物や含水鉱物をより多く含んでいると考えられている。反射率が低く(アルベドで4.6%)、太陽系でも最も暗い天体の1つである。直径は約900 mで、はやぶさ2探査機による観測で、全体的にはほぼ球形だが、そろばん玉のような形をしていることがわかった。自転周期は約7.6時間、公転周期は約1.3年である。

2018年09月06日更新

関連画像

リュウグウの軌道。イトカワの軌道も描かれている。
(クレジット: JAXA)
はやぶさ2探査機によって22 kmの距離から撮影されたリュウグウ
(クレジット:JAXA, 東京大学, 高知大学, 立教大学, 名古屋大学, 千葉工業大学, 明治大学, 会津大学, 産業技術総合研究所)