天文学辞典 | 天文用語をわかりやすく解説

ミニスパイラル

 

よみ方

みにすぱいらる

英 語

mini spiral

説 明

電波連続波電離ガスの再結合線などで観測される、天の川銀河銀河系)の中心部にある差し渡し1分角ほどの構造。3本腕の渦巻状に見えることから、この名がある。いて座A西とも呼ばれる。ミニスパイラルに外接する位置には回転する環状のガス雲がある。ミニスパイラルの正体は、この回転ガス雲から、いて座A*として知られるブラックホールに流れ込むガスの流れを示すと考えられている。ただし、回転ガス雲から落下するガス塊が差動回転潮汐力で引き延ばされてできたと考える人も増えてきており、その正体は未だによくわかっていない。

2018年04月18日更新

関連画像

カラーはハッブル宇宙望遠鏡で得たパッシェンα再結合線での画像で、色は強度に対応する。白で等高線式に重ね書きされているのはオーエンス谷電波天文台(OVRO)電波干渉計で得たシアン化水素分子輝線での画像。画像出典:Scoville N. Z. et al. (2003) Astrophys. J. 594, 294。