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バーデ

 

よみ方

ばーで

英 語

Baade, Walter

説 明

ドイツ生れでアメリカの天文学者(1893-1963)。星に2種類の種族があることを発見した。ハンブルグ天文台勤務の後、アメリカに移住して、ウィルソン山天文台、パロマー天文台において星雲の観測で活躍した。ハンブルグ天文台のシュミットカメラをアメリカに伝えた。第2次世界大戦中に、アンドロメダ銀河の中心部や矮小楕円銀河が赤色写真で星に分解されることを見いだした。この新知見はウィルソン山天文台の100インチ望遠鏡でなされたが、戦時中の灯火管制でパサデナの街の灯が暗かったことが幸いした。その結果、星は種族Ⅰの星種族Ⅱの星に分かれ、それぞれに属する脈動変光星は変光周期が同じでも絶対等級は異なることがわかった。この新たな周期-光度関係を用いて銀河の距離を決めなおしたところ、宇宙の大きさは従来知られていたより2倍も大きかったことがわかった。また超新星の概念を確立し、爆発後その中心に中性子星が残ることをツビッキー(F. Zwicky)と共に示した。

2018年05月14日更新

関連画像

バーデ
https://en.wikipedia.org/wiki/Walter_Baade