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安価かつ軽量な工夫が凝らされたアマチュア向け大口径望遠鏡およびその形式のこと。1950年代にこの方式を考案したアメリカのアマチュア天文家ドブソン(J. Dobson)にちなんだ名前。アマチュア界では単に「ドブソニアン」あ […]
わずかに方向の異なる2つの天体からの光は望遠鏡に届くまでに、大気の異なる部分を通過する。天体間の角距離が大きいと受ける大気ゆらぎが異なる。角距離が小さく、実効的に大気ゆらぎが共通とみなせる角度を等波面離角と呼ぶ。 補償光 […]
高い塔を立てて、その上に天体追尾の機構を設置し、塔の中に設けられた光学系によって集光する形式の望遠鏡のこと。主に太陽観測に用いられる。塔を用いるのは、長い焦点距離を取るためと望遠鏡を固定して安定化させるため、さらには地表 […]
放射線によって発生する電離の総量によって決まる検出器、電子回路、光学素子などの劣化現象をいう。放射線の種類やエネルギーには依らない。人工衛星などの宇宙機に使用される部品は、宇宙機の設計寿命内にこの効果による劣化で性能が低 […]
望遠鏡ドームは、地上望遠鏡およびその観測装置を、太陽光、風、雨、湿気、雷、大気中の塵やゴミなどから保護する役目を持つ。観測時には望遠鏡の駆動を妨げず、観測可能なあらゆる天域に望遠鏡が向くことが可能なように設 […]
複数の検出器を荷電粒子が通過したことを、それぞれの検出器の信号のタイミングが一致することから判定する方法。また、空気シャワー事象を記録する方法の一つで、短い時間内に、あらかじめ設定しておいた粒子数以上の粒子が近接する数台 […]
反射望遠鏡の筒先で副鏡または主焦点ユニットを支持するために設けられた環状の構造物のこと。望遠鏡の形状によっては必ずしも円環ではなく、多角形をしていることもある。たとえばケック望遠鏡においては六角形である。主焦点も参照。
波の発生源と観測者の相対的な速度によって波の周波数が(従って波長も)変化して観測される現象。音波などの媒質を伝わる波と(特殊相対性理論に基づく)電磁波では周波数変化を計算する式がわずかに異なる。互いに近づく場合には周波数 […]
望遠鏡架台のうち、赤道儀の一種。鉛直に立てた一つのピアで赤経、赤緯両軸を支える。望遠鏡筒は赤経軸からずれたところに来るため、バランスを取るためカウンターウェイトが必要となる。望遠鏡を支えるピアがコンパクトで、望遠鏡筒周り […]
星表面の動的な側面をとりいれて計算される恒星大気モデル。この計算では、星の大気を3次元的に取り扱い、静水圧平衡と放射平衡の仮定は運動方程式とエネルギー方程式に置き換えられる。これと放射輸送方程式、質量保存方程式を連立させ […]
スペクトル線の強度を連続光強度との比較で表す観測量。連続スペクトルの下(吸収線の場合)あるいは上(輝線の場合)にあるスペクトル線輪郭の面積を連続光強度で割った値。すなわち、線輪郭と同じ面積を持つ連続光の幅が等価幅である。 […]
楕円銀河の表面輝度の分布を中心からの距離の関数で表したときに成り立つとして、フランスの天文学者ドゥ・ボークルール(G. de Vaucouleurs)が提唱した経験則。等級/平方秒の単位(あるいは対数)で表すと、表面輝度 […]
天体の明るさを測る単位で、「級」を省いて単に1等、2.3等、-0.4等などともいう。 古代ギリシアのヒッパルコスは、1000個あまりの恒星を記載したヒッパルコス星表で、星を明るさに従って6つの光度階級に分類した。最も明る […]
観測や測定において、不可避的に混入するランダムな誤差(真の値とのずれ)。ランダム誤差ともいう。測定回数を増やしたり、サンプルの数を増やしたりすることで小さくできる。 厳密な取り扱いでは、「真の値の推定値」と測定値のずれを […]
黒海とカスピ海の間のコーカサス山脈北側斜面、チェレンチュクスカヤ村近くの標高約2000mの地点に、旧ソ連によって1966年に開設された天文台。現在はロシア科学アカデミーに属する。1975年に建設された経緯台式の口径6m望 […]
電波天文学においては歴史的に、アンテナ温度と呼ばれる量と関連づけるために、レイリー-ジーンズの近似式を用いて換算した輝度温度が広く用いられてきた。この事情を背景に、レイリー-ジーンズの近似式がよく成り立たない場合、プラン […]
カナダのブリティッシュコロンビア州のビクトリア市郊外にある天文台。1918年に開設され1995年以降はヘルツベルグ天体物理学研究所の本部でもある。1918年に完成した口径1.85mのプラスケット望遠鏡と1961年完成のグ […]
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