天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3200語以上収録。専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

New

2017年08月26日 理論

トンネル効果

ある高さの壁の向こう側にボールを渡すためには、その壁の高さ以上にボールを投げ上げることが必要である。この事実は、ボールはその全エネルギーが壁の高さに対応する位置エネルギーよりも大きい領域内でのみ運動可能である、と言い換え […]

2017年08月26日 理論

特異等温球モデル

球対称な自己重力系の密度分布のモデルの一つ。圧力を与える速度分散が一定であるため「等温」、また密度分布が半径の逆2乗に比例し中心で発散するので「特異」という。質量が半径に比例して増大するので、それを半径で割った重力ポテン […]

2017年08月26日 理論

特殊相対性理論

あらゆる慣性系で測定しても光の速さは同じという観測事実(光速度不変の原理)に基づいて1905年にアインシュタイン(A. Einstein)によって提唱された物理理論である。お互いに等速直線運動をしている二人の慣性観測者の […]

2017年08月26日 理論

ド・ブローイ波長

量子力学では、不確定性関係のためにすべての物質の位置と運動量を同時に正確に決めることはできず、その存在確率は波動関数によって表される。このように、すべての物質粒子は粒子性と波動性を同時に備えている。これを粒子と波動の二重 […]

2017年08月26日 理論

トムソン散乱

非相対論的な自由荷電粒子による電磁波の弾性散乱のうち、可視光などの低周波の電磁波の散乱で、散乱前後で波長の変化を伴わないもの。 これに対して波長の変化を伴うX線やガンマ線など短波長の電磁波の散乱をコンプトン散乱という。電 […]

2017年08月26日 観測天文学

統計視差

まとまった数の天体について統計的処理を施すことで、その天体までの距離を求める方法。異なった原理に基づく複数の方法のいずれも統計視差と呼ぶことがあるので注意が必要である。具体的には以下のいずれかの方法を指すことが多い。 ( […]

2017年08月26日 理論

等価原理

物体はその質量、組成によらず重力場中で同じ加速度で落下するという観測事実は慣性質量と重力質量が等価であることを示している。またこれによって、一様重力場は一様加速度系と同等とみなすことができる。重力のこの性質を等価原理とい […]

2017年08月26日 高エネルギー現象

トランジェント天体

突発天体を参照。

2017年08月26日 観測天文学

統計加速

衝撃波加速を参照。

2017年08月26日 観測天文学

東西効果(宇宙線の)

電荷を帯びた宇宙線(荷電宇宙線)は地表面に達する前に地磁気の影響を受ける。宇宙線は正電荷を持った陽子が主成分であるが、地磁気の磁力線は南極から北極に向かっているため、正電荷を持った粒子が西側から入ってくると地球に対し外向 […]

2017年08月26日 理論

動圧

相対的に運動している流体から受ける進行方向に逆向きの圧力のこと。ラム圧ともいう。その強さは流体の密度 ρ と速度 v の2乗 ρv2 に比例する。銀河団では、落下してくる銀河が、銀河団ガスからこの動圧を受け、ガスをはぎ取 […]


Warning: Use of undefined constant post - assumed 'post' (this will throw an Error in a future version of PHP) in /home/xs775774/astro-dic.jp/public_html/wp-content/themes/astro-dic2023/archive.php on line 33

関連画像

画像をクリックすると拡大されます