天文学辞典 | 天文、宇宙、天体に関する用語を3000語以上収録。専門家がわかりやすく解説します。

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2019年08月17日 宇宙の進化

ラニアケア超銀河団

我々の天の川銀河(銀河系)を含む広がり約5億光年の空間内にある銀河からなる超銀河団。従来から知られていた局所超銀河団を含む更に大きな超銀河団である。2014年にタリー(B. Tully)、クルトワ(H.Courtois) […]

2017年10月29日 観測技術

ランダム誤差

統計誤差と同じ。

2017年08月26日 理論

RIAF

放射非効率降着流を参照。

2017年08月26日 原子・分子過程

ライマン系列

水素原子で電子が主量子数  の基底状態のエネルギー準位とそれよりも上の準位の間で遷移することによる一連の輝線あるいは吸収線の総称である。主に紫外線の領域にあり、1906年にアメリカのライマン(S. Lyman)によって発 […]

2017年08月26日 観測技術

ラマン散乱

物質へ光を入射させたとき、散乱された光の中に入射光と異なる波長の光が混じる現象。入射光と散乱光の波長差は物質を構成する分子の振動や回転などのエネルギー準位の差に相当する。入射光としてレーザー光などの単色光を用いるとラマン […]

2017年08月26日 観測天文学

ラジアン

弧度法における角度の単位。半径 の円において長さ の円弧を見込む中心角が であるとき、 と定義するのが弧度法で、この角度の単位がラジアンである。半円周の長さはなので、180度 ラジアンである。テーラー展開などで用いられる […]

2017年08月26日 人名

ライル

イギリスの天文学者(1918-84)。電波天文学における高度な観測技術の開拓者で、1974年にはヒューイッシュ(Antony Hewish)と共にノーベル物理学賞を受賞した。これは天文学分野における最初のノーベル賞である […]

2017年08月26日 人名

ラグランジュ

イタリア生まれのフランスの数理物理学者、数学者(1736-1813)。主著『解析力学』(1788-9)を出版した。イタリアのトリノで生まれ、18歳頃から突然数学の才能を発揮し、王立陸軍砲兵学校で教えた。後に認められてベル […]

2017年08月26日 観測天文学

ライマン端

水素原子のライマン系列の吸収が束縛-束縛遷移による離散的な吸収から束縛-自由遷移による連続吸収へと変化する波長(91.2nm)。ライマンブレイクということもある。水素の電離エネルギーである13.6 eVに相当し、この波長 […]

2017年08月26日 観測天文学

ライマン連続光

水素原子の自由-束縛放射で、基底準位に束縛されるときに放射される連続光。O型星やB型星の光球表面やその周囲の電離水素領域などから放射される、ライマン端よりも短い波長の光で、星間空間にある中性水素原子の電離エネルギー源とな […]

2017年08月26日 人名

ラッセル

アメリカの天文学者(1877-1957)。恒星の分類と進化に非常に重要な役割をするHR図を作った。プリンストン大学で天文学を学び、学位をとる。ケンブリッジ天文台に勤務したのち、プリンストン大学の天文台長になった。恒星の光 […]

2017年08月26日 人名

ラプラス

フランスの天文学者、数学者(1749-1827)。天体力学を体系化し、太陽系起源の星雲仮説、確率論をつくった。フランス、ノルマンディーの農民の子として生まれ、認められてパリに出て、フランス科学アカデミー会員となる。世渡り […]

2017年08月26日 観測技術

ラスタースキャン観測

電波天文学や初期の赤外線天文学では、2次元アレイ型検出器の入手が困難なため、広がった天体の様子を捉えるには観測点を移動して得た1画素ごとの観測を集めて画像にする必要がある。この際に、感度が十分であれば1点ごとで測定に要す […]

2017年08月26日 装置・施設・データベース

ラシーヤ天文台

チリのサンチアゴの北約600kmのアンデス山中にヨーロッパ南天天文台(ESO)が1960年代に開設した天文台。標高は約2400m。1977年から運用を始めたESO 3.6m望遠鏡のほか、3.58 mの新技術望遠鏡、2.2 […]

2017年08月26日 装置・施設・データベース

ラスカンパナス天文台

ワシントンのカーネギー研究所によって運用されている天文台。チリ共和国のサンチャゴから北に約400 kmにあるラスカンパナス山近郊に位置する。口径6.5 mの2台のマゼラン望遠鏡を筆頭に、2.5 mデュポン望遠鏡、1 mス […]

2017年08月26日 装置・施設・データベース

ラパルマ天文台

ロケデロスムチャーチョス天文台を参照。

2017年08月26日 理論

ラグランジュ座標

流体の運動を記述する一つの方法として、流体と一緒に運動する体積素片の位置を追跡するというものがある。このとき、初期時刻における体積素片の位置を示す座標値により各体積素片をラベル付けすることができる。このように流体の体積素 […]

2017年08月26日 理論

ラグランジュ微分

粒子、あるいは流体素片に付随した物理量の時間変化を表す時間微分をラグランジュ微分という。 考えている粒子、あるいは流体素片の速度を とすると、ラグランジュ微分は次のように書ける。 これに対して空間の決まった位置における物 […]

2017年08月26日 理論

ラグランジュ法

流れに沿って移動する流体の部分(素片)に固定した空間座標(ラグランジュ座標)を用いて、流体力学を表現する方法。 空間に固定した空間座標(オイラー座標)を用いるオイラー法とともに流体力学を表現する2つの方法のうちの一つ。初 […]

2017年08月26日 理論

ラグランジュ点

制限三体問題の特殊解。天体2(質量M2)が天体1(質量M1)の周りを円運動している場合に天体1と天体2を結ぶ線が固定するような座標系(x*-y*)を考えると、質量の無視できる天体3が静止したままでいられる場所が5つ存在す […]

関連画像

ラグランジュ点
* 円制限3体問題における5つのラグランジュ点(2天体間の距離を1、2天体の質量比を9:1とした場合)
大坪俊通「天体の軌道運動」、シリーズ現代の天文学第13巻、福島登志夫編『天体の位置と運動』第2版 4章 図4.19 (日本評論社)