天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3200語以上収録。専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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2017年08月26日 観測技術

極軌道

地球の周りを回っている人工衛星の軌道のうち、軌道傾斜角がほぼ90°となっているもの。極軌道にある人工衛星は、その公転周期が地球の自転周期と特別な関係にない限り、時間が経つと地球の全表面の上空を飛行することになる。したがっ […]

2017年08月26日 観測技術

極軸

赤道儀式望遠鏡において、地球の自転軸と平行に設けられた回転軸のこと。軸の方向が天の北極と天の南極を指すことから、こう呼ばれている。望遠鏡を極軸周りに地球の自転と反対方向(東から西)に回転させることによって、地球の自転によ […]

2017年08月26日 観測技術

鏡材

鏡を作る材料物質のこと。よく用いられる鏡材はガラスを基本としている。望遠鏡に用いる鏡材は、数十年に渡って安定であり、運搬や設置時に破損しない強度が必要である。また、加工や運用時の変形を小さく抑えるため、内部応力および熱膨 […]

2017年08月26日 観測技術

共振型検出器

重力波検出器の一種。円柱型の弾性体を用い、重力波の通過によって励起される弾性体の共鳴振動を、ピエゾ素子を用いて電気信号として記録する。観測できる重力波の振動数は共鳴振動数付近に限られる。1969年ウェーバー(J. Web […]

2017年08月26日 観測技術

狭帯域フィルター

干渉フィルターの中でも、特に透過帯域幅の狭いフィルターを指す。透過帯域幅の広い広帯域フィルターはバンドパスフィルターとも呼ばれ、色ガラスフィルターや干渉フィルターで製作される。狭帯域測光を参照。

2017年08月26日 観測技術

気球観測

地球大気の吸収により地上の望遠鏡や施設では不可能または困難な赤外線や紫外線、X線、宇宙線などを気球に搭載した望遠鏡などで観測する手法。ヘリウムガスを用いる大型の気球で30km以上の高度に到達でき、高度10km程度の飛行機 […]


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関連画像

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宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発した科学観測用大気球。大気球は、人工衛星や観測ロケットと並ぶ、科学観測と宇宙工学実験のための飛翔体である。極薄のポリエチレンフィルムで作られた気球にヘリウムガスを詰めて、飛行機の3~4倍の高度の成層圏に実験装置を運ぶ。(JAXAホームページより引用)。
http://www.jaxa.jp/projects/sas/balloon/images/balloon_list_001.jpg