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(クレジット:国立天文台/JAXA)
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装置や機器がどれくらいの測定能力を持つかを示す値。空間的にどれくらい細かな構造を識別できるかは角分解能または空間分解能、時間的にどこまで短い時間で測定できるかは時間分解能、スペクトルをどれほど細かな波長に分けて測定できる […]
天体からの光を波長ごとに分けて(分光して)、スペクトルを取得する観測のこと。分光観測を行うために用いる装置のことを分光器と呼ぶ。分光観測は、天体の物理状態(温度、密度)や化学組成、運動状態などを知るために必須の観測手法で […]
主系列星には真の明るさ(絶対等級)とスペクトル型(あるいは色指数)との間に密接な関係がある(HR図を参照)。この性質を利用し、スペクトル型あるいは色指数を観測することによって、星の真の明るさ(絶対等級 $M$)を推定し、 […]
電波干渉計を構成する基線の感度分布を、方向の関数として表したもののこと。フリンジとはもともとは干渉縞を指す言葉で、たとえば2台のアンテナから送信された電波が作る干渉パターンがそれにあたる。電波干渉計における基線の感度パタ […]
自然界のあらゆるゆらぎに見られる低周波側で大きくなる雑音のこと。周波数スペクトルが周波数(f)に反比例する依存性を示すので、しばしば1/f雑音とも呼ばれる。フリッカ雑音の起源はさまざまで、一般的な説明は困難であるが、たと […]
気相中の原子や分子が電離し、正イオンと電子に分かれて自由に運動している状態がプラズマである。ほぼすべての粒子が電離した状態を完全電離プラズマと呼び、電離度が低いものを弱電離プラズマと呼ぶ。 物質の三態である固体、液体、( […]
フラムスティード(John Flamsteed;1646-1719)はイギリスの天文学者で、グリニッジ王立天文台初代台長。しばしばフラムスチードとも記される。ケンブリッジ大学で学び、天文台設立を進言して実現し、自ら初代台 […]
コンドライト隕石の微細粒子からなるマトリクスのなかに発見された、太陽系の同位体組成とはまったく異なる同位体組成をもつ太陽系外起源の粒子。ナノメートルからミクロンサイズの微粒子で、ケイ酸塩、酸化物、窒化物、グラファイト、ダ […]
太陽から相対論的エネルギーに加速された陽子を発生させる現象をいう。太陽フレアの際に太陽近傍で加速されるか、コロナ質量放出に伴う衝撃波によって加速されると考えられている。大規模なプロトン現象は、陽子がもつエネルギーの大きさ […]
太陽コロナ中に存在する5000-10000 Kのプラズマ。皆既日食時には、水素のHα線を強く放射して赤く見えるため紅炎とも呼ばれる。太陽面上で観測されると、暗い筋状の構造として見えるためダークフィラメントと呼ばれる。プロ […]
地球以外の固体惑星や衛星の熱進化では、マントル深部からわきあがってくるプリュームがマントル対流の熱輸送を支配している。天体表面では、点状に分布する火山(ホットスポット)として現れ、惑星表面の地質活動を特徴づけている。これ […]
同種粒子の交換に対して波動関数が反対称(符号が反対)になる粒子。フェルミ統計に従う。フェルミオンとも言う。名前はイタリアに生まれた物理学者エンリコ・フェルミ (Enrico Fermi) に由来する。 スピン量子数が半整 […]
太陽外層大気において発生する現象で、数分から数時間という時間に1029 ergから1032 ergもの巨大な磁気エネルギーが熱エネルギー、運動エネルギー、粒子加速エネルギーなどに変換される。これと同じ現象で、より解放エネ […]
地球の表層部がいくつかの硬い岩板(プレート)に分かれており、それらがほとんど変形することなしにマントルの対流運動によって相互に水平運動(球面上では回転運動)していると考えるモデルのこと。1968年にフランスのルピション( […]
一定の磁場構造をともなったプラズマの塊のこと。太陽フレアの際にはプラズモイドができて上空へ噴出する現象がしばしば見られ、地球磁気圏でもプラズモイドが太陽と反対側にできて惑星間空間へ吹き出して行く現象が見られる。 2017 […]
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