天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3000語以上収録。専門家がわかりやすく解説します。

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2018年02月20日 観測天文学

AB等級

ベガ等級は基準となる明るさが波長により変化するのに対し、すべての波長において ()を0等とした等級。ただし、は放射流束の単位 で ジャンスキーを参照。AB等級は次の式で定義される。 ここでは天体の放射流束である。ベガ等級 […]

2018年02月20日 銀河・銀河団

AGN

活動銀河核を参照。

2018年02月20日 装置・施設・データベース

EXOSAT衛星

ヨーロッパ宇宙機関(ESA)が1983年3月に打ち上げた長楕円軌道のX線天文衛星。角分解能5秒角のX線望遠鏡の焦点面にマイクロチャンネルアレイ、位置検出型比例計数管と透過型回折格子を配した撮像望遠鏡2台と、比例計数管、お […]

2018年02月20日 観測技術

FFT

高速フーリエ変換を参照。

2018年02月20日 観測技術

FX相関器

相関器を参照。

2018年02月20日 観測天文学

HⅠガス

中性水素原子ガスのこと。天文学では元素記号Xの中性ガスには添え字Ⅰを付けてXⅠと記し、1階電離、2階電離したガスに対してはそれぞれ、XⅡ、XⅢというようにして表す慣用がある。したがって、 HⅠガスは中性水素原子のガスを指 […]

2018年02月20日 観測天文学

H2ガス

水素分子からなるガスのこと。星間分子ガスは水素分子が主成分となっているため、星間分子ガスの代名詞として、この言葉を用いることもある。

2018年02月20日 星間物質と星形成

HⅡ領域

天文学では元素記号Xの中性ガスには添え字Iを付けてXIと記し、1階電離、2階電離したガスに対してはそれぞれ、XII、XIIIというようにして表す慣用がある。従って、水素ガスが電離している領域のことをHⅡ領域と呼ぶ。 電離 […]

2018年02月20日 星間物質と星形成

HH天体

ハービッグ-ハロー天体を参照。

2018年02月20日 原子・分子過程

HK線

1階電離したカルシウムイオン起源のスペクトル線で、太陽の分光スペクトルで観測されるフラウンホーファー線の中で最も強く幅の広い共鳴2重線。静止波長はH線が396.8 nm、K線が393.4 nmである。H線やK線の名前はフ […]

2018年02月20日 原子・分子過程

L-S結合

原子のエネルギー準位の近似的な計算方法。 また、この近似法に従って分類されたエネルギー準位間の遷移の選択則のことを指す場合もある。ラッセル-ソーンダース結合ともいう。電子の軌道角運動量とスピンの相互作用を含む相対論的な効 […]

2018年02月20日 観測天文学

LVG近似

大速度勾配近似を参照。

2018年02月20日 理論

MHD

電磁流体力学を参照。

2018年02月20日 恒星

MK分類

現在最も広く用いられている星のスペクトル分類法。1900年代初頭に提唱されたハーバード分類(星の表面温度の高い順にO, B, A, F, G, K, Mの型に分類しさらにその中を0-9に細分)と、1940年代にヤーキス天 […]

2018年02月20日 原子・分子過程

Na D線

中性ナトリウム原子により吸収あるいは放出される可視光域のスペクトル線。 D1(589.594nm)とD2(588.997nm)の2本がある。ドイツの物理学者フラウンホーファー (J. von Fraunhofer)は太陽 […]

2018年02月20日 理論

NFWプロファイル

ナバーロ(J.F. Navarro)、フレンク(C.S. Frenk)、ホワイト(S.D. M. White)の3人が1996年に提唱したダークマターハローが持つ普遍的な密度分布プロファイルの名前であり、3名の頭文字を取 […]

2018年02月20日 理論

N体シミュレーション

N個の粒子からなる重力多体系の運動方程式は と記述される。ここで , は粒子 の質量と位置、 は万有引力定数である。この運動方程式には一般的にN>2では解析解が存在しない。そこで運動方程式を数値的に解く必要がある。数値的 […]

2018年02月20日 理論

N体問題

重力で相互作用する多数の粒子からなる系を重力多体系と呼ぶ。重力多体系の運動を考える問題がN体問題である。多体問題ともいう。天文学では惑星リング、惑星系、星団、銀河、銀河団などが重力多体系と近似でき、その進化がN体問題とし […]

2018年02月20日 理論

SPH法

流体を粒子で表現するグリッドレス法の一つである。圧力項を大きさをもった粒子間の力として表現し、粒子は局所的な速度に従って運動するラグランジュ的計算法であり、密度のコントラストが大きい圧縮性流体の扱いに優れている。単純な取 […]

2018年02月20日 理論

s過程

遅い(slow)中性子捕獲とそれに続くベータ崩壊によって鉄族より重い元素をつくる過程。sプロセスと呼ばれることも多い。核図表で安定線上の原子核が形成される。中性子捕獲が速い(rapid)r過程とは核図表の上で異なった経路 […]

関連画像

*核図表上におけるs過程とr過程の経路(それぞれジグザグの実線)。r過程については模式的なもの。小さな黒丸は安定核種を示す。原子核を構成する中性子の魔法数N=126に対応して、s過程とr過程によって創られる存在量がそれぞれピークとなる2つの安定核種の位置が示されている(破線もしくは矢印の延長線が示す安定核)。魔法数N=50、82についても同様に、ピークが2つずつ存在する。
望月優子・佐藤勝彦「元素の起源」、シリーズ現代の天文学第1巻、岡村・池内・海部・佐藤・永原編『人類の住む宇宙』第2版3章 図3.20(日本評論社)[原図:Rolfs & Rodney,“Cauldrons in the Cosmos”, Univ. Chicago Press (1988), p.472; Seeger, Fowler & Clayton, Astrophys. J., Suppl., 11, 121 (1965)] を改変。