ポグソン
よみ方
ぽぐそん
英 語
Pogson, Norman Robert
説 明
ノーマン・ポグソン(Norman Pogson; 1829-91)はイギリスの天文学者。星の等級を定めるポグソンの式
$$m-n= -2.5\,{\rm log}\,(I_m/I_n)$$
を提案した。
2つの星の等級(マグニチュード)の差は2星の光度比の常用対数を2.5倍したものであるとして定義する。明るいほど等級は小さくなる。古代ギリシャのヒッパルコスの星表で1等星から6等星まで記載されているが、その1等星と6等星は光度差がほぼ100倍であることにジョン・ハーシェルが気づき、それをポグソンが前記のように、対数で精密に定義することにした。
英国ノッティンガムに生まれ、数学教師となるが、同郷の天文学者ジョン・ハインドから天文学を学び、1951年にオックスフォード大学ラドクリフ天文台の助手となった。その後、インドのマドラス州政府天文官となり、同天文台長として星表をつくった。小惑星も8個発見し、月のクレーターに名が残っている。
2024年02月02日更新
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