天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3000語以上収録。専門家がわかりやすく解説します。

New

ポグソンの式

高

よみ方

ぽぐそんのしき

英 語

Pogson's equation

説 明

星の等級と見かけの明るさの間の関係を定めた式。1856年にイギリスのポグソン(N. Pogson)が提案した。m等級の星の見かけの明るさをI_mn等級の星の見かけの明るさをI_nとするとポグソンの式は、 m-n=-2.5\log\,(I_m/I_n) となる。これによると5等級の差は明るさにして100倍の違いとなり、1等級の差は (100)^{1/5}\sim2.512 倍に相当する。ポグソンの式は、等級差と明るさの比を定めているだけなので、等級のゼロ点(原点)は別途定める必要がある。ベガ等級AB等級も参照。

2018年07月02日更新

この用語の改善に向けてご意見をお寄せください。

受信確認メール以外、個別のお返事は原則いたしませんのでご了解ください。

    関連画像