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重力マイクロレンズ gravitational micro-lensing

偏向角がわずかで画像としては変化が観測できないが増光によってその存在が観測可能な重力レンズのこと。例えば、太陽程度以下の比較的低質量の天体が起こす重力レンズの場合が該当する。光の進路は重力によって曲がるため、重力源の背後[…]

重力マイクロレンズ法 gravitational microlensing method

太陽系外惑星の検出方法の一つ。単にマイクロレンズ法と言うことも多い。一般相対性理論では、天体の重力によりその周囲の時空が歪む。背景の天体からの光がその歪んだ時空を通過することにより、光の進む経路が変わる。これを観測者から[…]

重力レンズ gravitational lensing

遠くの天体から出た光が、途中にある銀河や銀河団などの重力場によって曲げられる現象。重力場が凸レンズのように働くことから名づけられた。一般相対性理論の帰結の一つであり、重力レンズ方程式で記述される。重力場となる天体をレンズ[…]

真空の相転移 phase transition of vacuum

まず、素粒子物理学における真空とは、エネルギー零の状態というよりは、物質場の励起していない基底状態、という意味である。したがって、何らかの原因によって真空の基底状態自体が変化することが真空の相転移である。 その最も典型[…]

振動回転遷移 rotational and vibrational transition

複数の原子の結合した分子がガス状態にある場合には振動と回転の自由度があるが、その両方の量子状態が変化する遷移のこと。回転量子状態間のエネルギー差は 10-8 から 10-3 eV 程度と、振動量子状態間のエネルギー差 1[…]

振動遷移線 vibrational transition line

分子において、量子力学的な異なる2つの振動準位の間の遷移に伴って放出される光子(輝線もしくは吸収線)のこと。ラマン散乱も参照。

赤経 right ascension

赤道座標系を参照。

遷移 transition

原子、分子などの物質において、その複数の状態の間の移り変わりを表す言葉。 移り変わる状態間にエネルギーの違いがある場合は、エネルギーの吸収や放出を伴う。2つの状態間の遷移において、エネルギーの吸収や放出が1個の光子の吸[…]

遷移層 transition region

太陽大気のうち104 Kの彩層と106 Kのコロナをつなぐ大気層のこと。 1000 km程度の短い距離の間に急激な温度勾配がある。遷移層は直接加熱されてこの温度になっている部分もあるが、大部分はコロナから流入する熱伝導[…]

相転移 phase transition of vacuum

気体から液体への変化のように、化学的、物理的に均一な物質の状態である相(phase)が他の相に移る現象。 宇宙論においてはビッグバン後にエネルギーの高い真空から低い真空に転移すること(真空の相転移)を指し、ここで解放さ[…]

束縛-自由遷移 bound-free transition

原子や分子中の電子がエネルギーを得て自由電子となること。電離と同じ。 原子や分子の中に存在する電子は束縛状態(bound state)にあり、束縛されていない電子を自由電子(free electron)と呼ぶため、この[…]

束縛-束縛遷移 bound-bound transition

原子や分子中の電子がエネルギーを得て始めとは別のエネルギー準位に遷移すること。 原子や分子の中に存在する電子は束縛状態(bound state)にあるため、このように呼ばれる。遷移に必要なエネルギーは電磁波(光子)の吸[…]

測微濃度計 microdensitometer

天体写真乾板の微小領域の写真濃度を測定する装置。マイクロデンシトメータあるいはマイクロフォトメータとも呼ぶ。写真乾板に光を当て、透過してくる光の量を光電子増倍管などで測定することによって写真濃度を測る。光源に安定化光源を[…]

大気吸収 atmospheric absorption

地球大気中の分子による光の吸収。可視光では大気吸収はほとんどないが、紫外線は窒素分子や酸素分子により大部分が吸収され、赤外線は水蒸気や二酸化炭素、メタン、オゾンなどにより特定の波長で吸収される。大気吸収の小さい波長帯は大[…]

大マゼラン雲 Large Magellanic Cloud

局所銀河群に属する銀河の1つで、銀河系(天の川銀河)の伴銀河の一つとされる。肉眼で見ると夜空に照らし出された白雲のように見えるため、「雲」というが、実際は銀河である。このため、大マゼラン銀河ともいう。可視光で見ると非対称[…]

太陽フラックス単位 solar flux unit(SFU)

太陽の放射する電波の放射エネルギー流束(エネルギーフラックス)を測る際の単位で、 1 SFU = 10-22 W m-2 Hz-1 に相当する。たとえば、静穏時の太陽の17 GHz帯でのフラックスは約600 SFUで[…]

太陽面通過 transit across the Sun

水星、金星が地球から見て太陽の前を通過し太陽を部分的に隠す現象のこと。日面経過とも呼ぶ。太陽系外惑星の探査法の一つであるトランジット法は、まさに太陽以外の恒星に対して起きるこの現象をとらえる手法である。掩蔽(えんぺい)も[…]

ダウンサイジング downsizing

重い銀河ほど昔に星生成活動を終えたという現象。どの時代の銀河にも一貫して見られる。たとえば、現在の宇宙で活発に星生成を行なっているのは小質量の銀河だけであり、最も重い銀河である楕円銀河は星生成をほとんど行っていない。星生[…]

超増感 hypersensitization

写真乳剤の感度を使用直前の処理によって高める操作。弱い光をわずかに当てる前露光、水素やアンモニアなどのガスにさらす方法、水や何らかの物質の水溶液に浸す方法などがある。天文観測の精度を上げるために微粒子の写真乳剤が用いられ[…]

ツェルニケ展開 Zernike expansion

円盤に対する完全直交関数系としてツェルニケ(F. Zernike)が導入した円形多項式。任意の光学系の波面収差(波面誤差を参照)を、ティルト、球面収差、非点収差、コマ収差、三角収差などの基本成分の重ね合わせとして、記述す[…]