角運動量保存則
よみ方
かくうんどうりょうほぞんそく
英 語
law of the conservation of angular momentum
説 明
外力が働かないか、外力が中心力の場合、角運動量の値が一定のまま変化しないことを述べた法則。角運動量とは、天体の位置ベクトルを $\boldsymbol {r}$、運動量を $\boldsymbol {p}$ とすると、$\boldsymbol {r} \times \boldsymbol {p}$ で表される。ここで $\times$ はベクトルの外積を示す。太陽の周りの惑星の運動の場合、太陽と惑星の2天体のみを考えると、力は双方の天体を結ぶ方向に働く中心力となるために、角運動量が保存する。このことを経験的に発見したのがケプラー(J. Kepler)であり、ケプラーの第2法則はまさに角運動量保存の法則にほかならない。
2023年04月08日更新
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