LAMOST
よみ方
らもうすと
英 語
Large Sky Area Multi-Object Fiber Spectroscopic Telescope (LAMOST)
説 明
中国科学院国家天文台の河北省興隆観測所にある、多天体分光専用の準子午儀型の反射式シュミット望遠鏡。望遠鏡の光軸は子午面内にあり、南側に置かれた口径4 mの固定球面反射鏡とシュミット補正板の役目をする北側に置かれた補償光学機能のある可動反射鏡からなっている。有効口径は4 mで、可動反射鏡を精密制御することにより天体を追尾する。天体からの入射光は2つの鏡の中点にある焦点面(視野直径は5度、実寸で1.75m)から4,000本のファイバーを通して、16個の多天体分光器に導かれる。1.5時間の露出で20.5等級の天体のスペクトルが得られる。2009 年に完成し、既存のものを5-10倍凌駕する銀河の分光サーベイと天の川銀河(銀河系)の構造を調べるための大規模な星のサーベイを行っている。
ホームページ:http://www.lamost.org/public/?locale=en
2019年10月03日更新
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