恒星間天体
よみ方
こうせいかんてんたい
英 語
interstellar object
説 明
星間空間に存在する星間物質(ガス)以外の天体。どの恒星にも重力的に束縛されていない。太陽系の彗星、小惑星、岩石惑星などと同種のものが多いと思われるが、たまたま太陽系近くを通過したものはこれまでに2例しか観測されていないので、詳しいことはまだ分かっていない。最初の例は2017年10月19日に発見されたオウムアムアで、二例目は2019年8月30日に発見されたボリソフ彗星である。
広い天域を高速・高頻度でモニター観測ができるトモエゴゼンのようなカメラによる観測が進めば、恒星間天体の性質が次第に分かってくるものと期待される。
2020年01月09日更新
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