天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

New

ハイペロン核

 

よみ方

はいぺろんかく

英 語

hyperon nucleus

説 明

中性子星の最深部や宇宙の極く初期のように超高温、高密度の極限世界では、第1世代(アップ・ダウンクォーク電子など)のみならず、第2世代(チャーム・ストレンジクォーク、ミューオンなど)、第3世代(トップ・ボトムクォーク、タウ粒子など)の素粒子やその複合体が現れる可能性がある。
たとえばケーオン(K中間子)はストレンジクォーク1個と反アップクォーク1個からなる中間子である。ストレンジクォークを含むバリオンをハイペロンと呼び、ハイペロンを含む原子核をハイペロン核という。

2019年05月11日更新

この用語の改善に向けてご意見をお寄せください。

受信確認メール以外、個別のお返事は原則いたしませんのでご了解ください。

    関連画像

    画像をクリックすると拡大されます