フラムスティード番号
よみ方
ふらむすてぃーどばんごう
英 語
Flamsteed designation
説 明
星座毎に、明るい星に対して西(赤経の小さい方)から番号をつけて、星座名とその番号を組み合わせた名称。フラムスティードは星の位置の観測データを赤経順にカタログしていた。しかし、番号は『天球図譜』の暫定版(ニュートンとハレーがフラムスティードの同意を得ずに勝手に出版したもの)にはあるが正式版にはなく、番号をつけるという命名法をフラムスティード自身が考案したのではないと考えられている。
100年以上前に導入された明るい星の名称であるバイエル符号は全天の星座を対象としているが、フラムスティード番号はイギリスから比較的観測しやすい星座のみを対象としている。ただし、バイエル符号より多く、2500個以上の星につけられている。バイエル符号とフラムスティード番号がともにある星についてはバイエル符号で呼ぶことが多い。フラムスティード番号の良い例は、最初に太陽系外惑星が発見されたペガスス座51番星(51 Peg)である。
2024年06月30日更新
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