白斑
よみ方
はくはん
英 語
facula
説 明
可視光で太陽の光球を観測したときに光球よりも明るく観測される領域のこと。白斑は波長430 nmを中心に1 nm程度の透過幅をもつ狭帯域フィルターで見ると高いコントラストで観測することができる。白斑は黒点の周りや、太陽極領域に顕著に観測されるが、他の領域では表面にまばらに散った明るい点状構造として観測される。白斑領域では、光球面で太陽表面に垂直方向に1000-1500ガウス程度の磁場が観測される。これらの磁場の基本要素は、直径が150km程度の微細な磁束管であるが、黒点領域周囲の白斑や極領域に見られる極域白斑はこれらが密集した領域であり、粒状斑の境界に孤立して観測されるものは点状白斑と呼ばれている。
2018年08月30日更新
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