指数法則(銀河の輝度分布の)
よみ方
しすうほうそく(ぎんがのきどぶんぷの)
英 語
exponential law
説 明
渦巻銀河とレンズ状銀河の銀河円盤の表面輝度プロファイルを記述する近似式。 I を表面輝度、rを半径として、$\log \frac{I}{I_e} = - 0.729 \left[\frac{r}{r_e}-1 \right] $ で表される。ここでIe, re はそれぞれ表面輝度と半径の規格化定数である。re は全光度の半分を含む半径で有効半径と呼ばれ、Ie はその半径での表面輝度で、有効表面輝度と呼ばれる。 表面輝度I をr の関数として書くときには、h をパラメータとして、 I(r)=定数 × exp(-r/h) という関数形になる。h はスケール長 と呼ばれる量で、現実の表面輝度プロファイルに最もよく合うように決める。 渦巻銀河の円盤が指数法則でよく近似できる理由は、完全には解明されていない。
2023年05月18日更新
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