天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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「説明文」に含まれる"One Satoshi(hkotc.cc)i1c1"の検索結果(45件)

アルファ効果 alpha effect

ダイナモ機構において、磁場のあるプラズマ(電磁流体)がねじれ運動することで、もとの磁場と平行な起電力が生じて、元の磁場に巻き付くような新たな磁場成分を生じる効果のこと。天体ダイナモにおいては、恒星の対流層、銀河内の星間物[…]

因果律 causality

因果律とは、一般には原因と結果の関係を意味するが、物理学においては以下のように表される。 4次元時空間において時刻と3次元的位置の4パラメータで指定されるある世界点から過去と未来に向かって光を全方向に向かって仮想的に飛[…]

オールト Oort, Jan Hendrik

オールト(Jan Hendrik Oort;1900-92)はオランダの天文学者。フリースランド州、フラネカー生れ。グローニンゲン大学でカプタイン(J.C. Kapteyn)のもとで学び大学を卒業したが、1922年にアメ[…]

オメガ効果 omega effect

ダイナモ機構において、磁場が存在するプラズマ(電磁流体)が差動回転することで、回転方向成分の磁場が生じる効果のこと。天体ダイナモにおいては、恒星の対流層、銀河内の星間物質、降着円盤などの差動回転するガス中で発生していると[…]

回転曲線(銀河の) rotation curve

円盤銀河において、銀河円盤の星やガスは銀河中心の周りを同じ方向に回転している。回転速度を銀河中心からの距離の関数として描いたものを回転曲線という。多くの円盤銀河では、回転曲線は銀河中心から剛体回転のように立ち上がって数 […]

火星 Mars

質量6.41 x1023 ㎏、赤道半径3396 kmはそれぞれ地球の約0.107倍、0.532倍である。密度は3930 ㎏m-3で、地球型惑星の中では最も低い。火星の会合周期は約780日(2年と2ヵ月)なので、この間隔で[…]

気候変動に関する政府間パネル Intergovernmental Panel on Climate Change (IPCC)

通常、Intergovernmental Panel on Climate Changeの略号であるIPCCの呼称が広く用いられている。人為的な気候変動のリスクに関する最新の科学的・技術的・社会経済的な知見をとりまとめて[…]

銀河円盤 galactic disk

銀河の中で渦巻銀河とレンズ状銀河に見られる円盤状の構造。ディスクと呼ばれることも多い。また、銀河を構成する基本成分の観点からは、楕円体成分に対して円盤成分という。 銀河円盤の星の表面輝度プロファイルは、スケール長をパラ[…]

グレートアトラクター Great Attractor

天の川銀河(銀河系)の中心に近い方向(銀経307度、銀緯+9度)で後退速度4350±50 kms-1(ハッブル定数を75 kms-1Mpc-1とすると距離約60 Mpc=2億光年)の位置にあり、局所超銀河団の銀河を引き寄[…]

ケプラー衛星 Kepler satellite

太陽系外惑星探査を目的として、アメリカ航空宇宙局(NASA)により2009年3月6日に打ち上げられた衛星。特にハビタブルゾーンにある地球型惑星を発見し、地球型惑星の存在頻度、なかでも生命の存在する可能性のある惑星の頻度を[…]

黄道座標系 ecliptic coordinate system

黄道面を基準面として定義した天球の座標系。この座標系における経度を黄経、緯度を黄緯と呼ぶ。黄緯0°が黄道面であり、黄緯±90°は黄道の極である。黄道の北極を北黄極(North Ecliptic Pole(NEP))。南の[…]

5分振動(太陽の) (solar)5-minute oscillation

1960年代初めに米国のレイトン(R. Leighton)らは、ドップラー偏移を利用した測定法で太陽表面のプラズマの運動を調べていて、太陽が約5分の周期(振動数約3 mHz)で振動していることに気づいた。これを5分振動と[…]

持続可能な開発目標 Sustainable Development Goals

2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載されている、持続可能な世界を実現するための国際目標。国連加盟193か国が2016年-2030年の15年間で達成することを目指してい[…]

彗星 comet

太陽系の内側でガスやダスト(塵)を放出する氷天体。ほうき星とも呼ばれる。観測では、中心部から明るく拡散的に広がったコマの部分と、コマから反太陽側に線状に流れるように広がる尾の部分に分けられる。コマの中心部には、ガスやダス[…]

スペクトル型(星の) spectral type

スペクトルによる恒星分類で用いられるグループ(下の表参照)。星の放射スペクトルには、連続光成分に加え星の大気中の原子や分子によるスペクトル線吸収が現れる。この吸収スペクトルの種類と強度により、星のスペクトル型が定義される[…]

生存可能圏 habitable zone

ハビタブルゾーンを参照。

生命居住可能領域 habitable zone

ハビタブルゾーンを参照。

セルシック則 Sersic law

セルシック(J.L. S'ersic)によって1963年に提案され、1968年のアトラスで広く知られるようになった銀河の表面輝度プロファイルを記述する近似式。 $I$ を表面輝度、 $r$ を半径、$n$ を集中度を[…]

速度勾配層 tachocline

太陽対流層の底(深さ約20万km)付近にあって、自転角速度の動径方向の変化が大きな層。日震学による内部構造探査で見つかった。太陽対流層全体としては、動径方向の自転角速度の変化は考えられていたよりも小さい傾向にあり、速度差[…]

第二の地球 second Earth

太陽系外惑星の探査においては「第二の地球」の発見が重要なマイルストーンとされる。第二の地球という言葉にはいくつかの意味があることに注意が必要である。(1) 地球のような小さなサイズ(1.25地球半径以下)の惑星。これはケ[…]