ホイップルガンマ線望遠鏡
よみ方
ほいっぷるがんませんぼうえんきょう
英 語
Whipple Gamma-ray Telescope
説 明
アメリカなどのグループがガンマ線天文学のために米アリゾナのホプキンス山(標高2320 m)のホイップル(Fred Lawrence Whipple)天文台に建設した口径10 mの大気チェレンコフ望遠鏡。1968年から観測を開始したが、なかなかガンマ線信号をとらえることはできなかった。チェレンコフ光の構造をとらえる解像型カメラが開発、設置され、荷電宇宙線とガンマ線の識別が可能になった。これにより、建設から20年余り後の1989年に、かに星雲が TeV(1012 eV )ガンマ線天体であることを初めて確認した。
2007年からより高性能の4台の12 m望遠鏡からなるベリタスガンマ線望遠鏡が稼働を始めたので、ホイップルガンマ線望遠鏡は2013年に役目を終えた。
ホイップル天文台ホームページ:http://www.sao.arizona.edu/FLWO/whipple.html
2023年05月07日更新
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