ストレムグレン
よみ方
すとれむぐれん
英 語
Strömgren, Bengt George Daniel
説 明
ストレムグレン(Bengt Strömgren;1908-87) はスウェーデンの天文学者。父は天文学者のエリス・ストレムグレンで、エーテボリに生まれ、コペンハーゲン大学に入学、わずか21歳で学位を取得した。ニールスボーア研究所での経験から、量子論を恒星の物理に応用することを早くから企図した。1940年には父の跡を継いでコペンハーゲン大学教授、コペンハーゲン天文台長に就いた。その後渡米してヤーキス天文台とマクドナルド天文台の台長を経て、1957年にプリンストン高等研究所の教授に就任。1930年代に星の水素とヘリウムの存在比を正しく推定し、中心に高温度星を持つ星間雲中の電離水素領域に関するストレムグレン球の理論を確立した。また、光電測光観測における4色測光系の提案でも知られる。
1959年にブルース・メダル、1962年に王立天文学会ゴールドメダル受賞、1966年にアメリカ天文学会会長、1970年に国際天文学連合の会長を歴任した。
参考:https://phys-astro.sonoma.edu/brucemedalists/bengt-strömgren
2024年03月14日更新
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