スーフィ
よみ方
すーふぃ
英 語
al-Sufi, Abd al-Rahman
説 明
スーフィ(Abd al-Rahman al-Sufi;903-86)はペルシャの天文学者。アブドゥル・ラフマーン・スーフィーまたはアゾフィとも記される。テヘラン郊外で生れ、ブワイフ朝時代に宮廷天文学者として活躍した。プトレマイオスの『アルマゲスト』に代表されるヘレニズム天文学のギリシア語文献をアラビア語に翻訳し、ギリシア天文学を研究した。964年頃の著作の1つ『星座の書』(Kitāb Ṣuwar al-Kawākib:『恒星の書』とも記される)において、プトレマイオスの48星座の絵を描き、自らの観測に基づいてその星表の誤りを正し、星の等級を評価してアラビア名も与えている。スーフィの星表は後にヨーロッパにも伝えられた。また、アンドロメダ銀河M31と大マゼラン銀河(Al Bakr:白い牛)を記録したことでも知られる。(『星座の書』に大マゼラン銀河は記されていない。)他に、アストロラーベ、占星術に関する著作がある。
参考:http://www.klima-luft.de/steinicke/ngcic/persons/alsufi.htm
https://www.eso.org/gen-fac/pubs/astclim/espas/iran/sufi.html
2024年11月12日更新
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