食分
よみ方
しょくぶん
英 語
magnitude of eclipse
説 明
日食において、月によって覆われた太陽の直径の度合いのこと、あるいは月食において、本影によって覆われた月の直径の度合いのことを食分と呼ぶ。
太陽の視半径を $s$、月の視半径を $m$、月と太陽の中心間の角距離を $d$ とすると、日食の食分 $D$ は、$D = (s + m - d)/2s$ で表される。皆既日食中は $D$ は 1 よりも大きな値をとる。
同様に、本影の視半径を $u$、月と本影の中心間の角距離を $d$ とすると、月食の食分 $D$ は、$D = (u + m - d)/2m$ で表される。皆既月食中は $D$ は 1 よりも大きな値をとる。月食の食分は地球上の位置には依存せず、同じ値になる。
2023年05月14日更新
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