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特異点定理

 

よみ方

とくいてんていり

英 語

singularity theorem

説 明

宇宙のスケール因子 a の2階微分は
\frac{\ddot{a}}{a}=-\frac{4\pi G}{3}(\rho + 3p)
で与えられる。ここで\rhopは宇宙の密度と圧力である。もし常に \rho+3p が正であれば、有限の過去の時刻に宇宙は a=0 の特異点に到達してしまう。非一様、非等方時空の場合もエネルギー運動量テンソルがこれと類似のエネルギー条件を満たせば、過去にさかのぼると特異点に到達してしまうことが、ペンローズ(R. Penrose)とホーキング(S. Hawking)によって示されている。これが特異点定理である。ペンローズ-ホーキング定理ともいう。

2018年04月24日更新

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