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キロノバ

 

よみ方

きろのば

英 語

Kilonova

説 明

新星の約1,000倍の明るさに達する爆発現象。中性子星連星または中性子星とブラックホールの連星が合体することによって発生すると考えられていたが、2017年8月17日に40メガパーセク(40 Mpc=1.3億光年)という近距離の銀河NGC4993で、中性子星の連星が合体してキロノバが発生したことが、重力波と全ての波長の電磁波で観測された(GW170817)。キロノバは、中性子を捕獲するr過程によって鉄より重い元素が造られる場所の一つと考えられている。


すばる望遠鏡 HSC で観測された重力波源 GW170817 (重力波天体が放つ光を初観測)

https://youtu.be/99HxonZjoBs

2018年04月20日更新

関連画像

NGC4993で発生したキロノバ。(国立天文台/名古屋大学)
https://www.subarutelescope.org/Pressrelease/2017/10/16/j_index.html
キロノバの想像図。グリッドの歪みが重力波、ジェットがガンマ線バースト、黄色の渦が噴き出された物質を表している。
https://www.ligo.caltech.edu/page/press-release-gw170817
キロノバのシミュレーション。左が重力波、右が物質の密度分布を表している。
https://www.ligo.caltech.edu/page/press-release-gw170817