天文学辞典 | 天文用語をわかりやすく解説

宇宙の階層構造

高

よみ方

うちゅうのかいそうこうぞう

英 語

hierarchical structure of the universe

説 明

宇宙に存在する天体の空間的分布に見られるいろいろなスケールの構造。たとえば多数の星が集まると星団と呼ばれる天体になる。銀河は、星や星団など個別天体の集団である。ただしその質量の多くは銀河に付随する見えない物質、ダークマターによって担われている。銀河の集団は銀河団と呼ばれる天体になる。銀河団の質量の多くも銀河間のダークマターによって担われる。銀河団よりも大規模な銀河の集団は超銀河団と呼ばれる。銀河の空間分布全体の中においては、超銀河団はもはや個別の天体というより、とくに銀河数密度の大きな部分に対応しているに過ぎない。超銀河団の間にはフィラメント状、あるいはシート状に銀河の連なっている部分や、あるいは銀河がほとんど見られないボイドと呼ばれる領域がある。このような大きな構造全体を、宇宙の大規模構造という。泡構造と呼ばれることもある。宇宙には、惑星や星などの最小単位の天体から、宇宙の大規模構造に至るまで、さまざまなスケールの階層構造が見られる。

2018年04月12日更新

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