天文学辞典 | 天文用語をわかりやすく解説

日周運動

小

よみ方

にっしゅううんどう

英 語

diurnal motion

説 明

地球が1日に1回、西から東に自転していることによって、天球が天の北極と南極を結ぶ軸を中心に、東から西に、ほぼ1日に1回転するように見える現象。日周運動の見え方は、地球上の緯度によって変わる。北半球の中緯度にある日本では、天の赤道周辺にある恒星やその他の天体は、東から上り南の空を通って西に沈み、ほぼ1日経つとまた東から上る。天の北極近くの星(周極星)は地平面下に沈むことなく円を描く。赤道上では天体は地平面から垂直に上り、垂直に沈む。北極と南極では、日周運動による星の軌跡は、地平面に平行な線となる。恒星に対する地球の自転周期は、23時間56分4.09秒(1恒星日)なので、同じ場所では同じ星が南中する時刻は、1日に約4分早くなり、1年で24時間早くなってもとに戻る。これを反映して太陽は、天球上を黄道に沿って、西から東に1年で1周する。これらの1年周期の見かけの運動を年周運動と呼ぶ。天の極も参照。

2018年09月16日更新

関連画像

日周運動
*日周運動と天球
岡村定矩「天体の見え方」、シリーズ現代の天文学 第1巻、岡村・池内・海部・永原編『人類の住む宇宙』第2版 7.3節 図7.13(日本評論社)
日周運動による星の軌跡
日周運動による天の北極周辺の星の軌跡(クレジット:国立天文台)