ウォルフ,ルドルフ
よみ方
うぉるふ,るどるふ
英 語
Wolf, Johann Rudolf
説 明
ルドルフ・ウォルフ(Johann Rudolf Wolf;1816-1893)はスイスの数学者、天文学者。エンケ、ディリクレ、ガウスらに学び、1844年ベルン大学の数学教授、1847年にはベルン天文台の所長、1855年にチューリッヒ大学、チューリッヒ工科大学の天文学の教授となり、1864年チューリッヒ天文台を創設した。素数、幾何学、確率、統計などの研究を行ない、シュワーベ(H. Schwabe)の発見した太陽黒点活動の11年周期を確認、太陽黒点活動は地磁気変動と同期していることにも気づいた。1849年、現在「ウォルフ数」といわれている黒点計数法を考案した。1280年から1340年の間の黒点活動の低下期間は、彼の功績を讃えウォルフ極小期と名付けられている。
2021年03月20日更新
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