不確定性原理
よみ方
ふかくていせいげんり
英 語
uncertainty principle
説 明
量子力学の根幹をなす概念の1つ。ある物理量の決定精度が向上すると、それと対になる別の物理量の決定精度が反比例して原理的に低下するという理論上の概念。
1927年にドイツのハイゼンベルク(Werner Heisenberg)によって提唱された。このような物理量の対を、互いに共役であるといい、それら二つの決定精度の積は
ある粒子の位置
ここで、
このハイゼンベルクの不等式よりも精密な不等式が2003年に名古屋大学の小澤正直により提案され、小澤の不等式と呼ばれている。2012年に小澤の不等式の正しさが実験により証明された。
2025年04月17日更新
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