天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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木曽観測所 Kiso Observatory

正式名称は東京大学大学院理学系研究科附属天文学教育研究センター木曽観測所。東京大学附属東京天文台の観測所として1974年に長野県木曽郡三岳村(現木曽町)に開設された観測所。世界第4位の口径を持つシュミット望遠鏡(日本光学[…]

キットピーク国立天文台 Kitt Peak National Observatory(KPNO)

アリゾナ州ツーソンに近いクウィンラン山頂(標高2096m)にある天文台。口径4 mのメイヨール望遠鏡(1973年の完成時には口径世界第2位)、WIYN 3.5 m望遠鏡、マクマスピアス太陽望遠鏡(世界最大の太陽望遠鏡)、[…]

基底状態 ground state

エネルギー準位を参照。

輝度 brightness

電磁波の強さを表す物理量だが、天文学では状況によって、以下のように物理次元が異なる複数の量を同じ輝度ということばを用いて示すので注意が必要。 可視光による通常の恒星の観測のように、天体の広がりが直接測定できない場合には[…]

軌道角運動量 orbital angular momentum

主として原子物理で用いられる「電子の軌道角運動量」と主として天体力学で用いられる「天体の軌道角運動量」の2つがある。 1. 電子の軌道角運動量は、原子において電子が原子核の周りを回る軌道運動によって発生する角運動量[…]

軌道共鳴 orbital resonance

中心天体の周りを公転する二つの天体が互いに重力を及ぼし合う結果、両者の軌道が変化すること。軌道共鳴により軌道は安定化する場合もあるが不安定になる場合もある。 公転周期の時間スケールで影響する平均運動共鳴と、それよりも遥[…]

軌道傾斜角 (orbital)inclination

太陽の周りを回る惑星などの軌道は、近似的にはある一つの平面内にあると考えてよい。この平面をその惑星の軌道面と呼ぶが、基準となる面と軌道面とがなす角度 I のことを軌道傾斜角と呼ぶ。軌道要素も参照。

軌道長半径 semi-major axis

惑星の軌道は近似的には楕円形をしているが、その楕円の長軸の半分の長さのことを軌道長半径 $a$、短軸の半分の長さのことを軌道短半径 $b$ と呼ぶ。軌道要素も参照。

軌道不安定 orbital instability

もともと交差しない軌道上にあった複数の天体の軌道が乱されて、軌道が互いに交差するようになることを軌道不安定と呼ぶ。中心星の周りを公転する同程度の質量の天体(たとえば惑星)の数が2つの場合は、軌道間隔(軌道長半径の差)が、[…]

軌道要素 orbital element

惑星など太陽の周りを回る天体の軌道や運動を表現するときに便利な量が軌道要素である。惑星などの場合、その軌道は近似的に楕円軌道となるが、軌道要素としては楕円の形を表す軌道長半径 $a$と 離心率$e$、楕円の空間での向きを[…]

輝度温度 brightness temperature

電磁波の放射強度を示す物理量。天体の輝度 $I_\nu$ に対して、 で与えられ、その物理次元は温度になる。ここで、$\nu$ は電磁波の周波数、$ k_\mathrm{b}$ はボルツマン定数、$c$ は真空中の[…]

「きぼう」日本実験棟 "Kibo" Japanese Experiment Module

国際宇宙ステーションに設置された日本の実験棟。計画時にはJEM(Japanese Experiment Module)と呼ばれていた。打ち上げにはスペースシャトルが用いられ、2008年に船内保管室がエンデバー号で、同年船[…]

基本星表 fundamental catalogue

天球上の座標系を定めるために選ばれた天体の座標が掲載されているものを位置星表と呼ぶが、その中でも最も精度の高い星表を基本星表と呼ぶ。FK3カタログ、FK4カタログ、FK5カタログ、ヒッパルコスカタログ(ヒッパルコス衛星を[…]

基本太陽運動 basic solar motion

太陽からの距離が100パーセク(100 pc=326光年)以内にあるA型星417個、K型巨星422個、およびM型主系列星306個の3つのサンプルの最頻値から求められた周囲の恒星群に対する太陽運動のこと。太陽運動を参照。ま[…]

基本平面(銀河の) fundamental plane

楕円銀河の速度分散、平均表面輝度、有効半径の間に見られる強い相関関係で、銀河のスケーリング則の1つ。この相関関係を対数で表すと平面の式になること、および相関関係の分散が観測誤差と区別できないほど小さいことから名づけられた[…]

木村栄 KIMURA Hisashi

日本の天文学者(1870-1943)。金沢生まれ、1892年に東京帝国大学星学科を卒業、水沢国際緯度観測所長として赴任した。水沢での緯度観測データが他国のデータと整合しない原因を追究、緯度変化の式にすべての観測所に共通す[…]

木村項 Kimura term

z項を参照。

逆コンプトン散乱 inverse Compton scattering

運動する電子が光子を散乱してエネルギーを与え、もとより高いエネルギーの光子が生成される過程。天体の放射機構の一つである。光子から電子にエネルギーが渡される場合をコンプトン散乱と呼ぶのと区別してこう呼んでいる。超新星残骸や[…]

客星 guest star

中国や日本での古い記録上で、突発的に現れた天体の総称として用いられた言葉。「かくせい」と読むこともある。新星や超新星、彗星などが対応している。

逆たたみ込み deconvolution

たたみ込み(コンボリューション)の逆操作のこと。 たたみ込みを参照。