K補正
よみ方
けーほせい
英 語
K-correction
説 明
遠方の銀河に対する距離指数決定には、K補正、E補正、減光補正の3つの補正項が必要となる。K補正は、異なる赤方偏移の銀河のスペクトルエネルギー分布を比較する際に、観測波長に対応する静止波長が赤方偏移に依存するため、天体の予想されるスペクトルの形状を用いてこれらの波長の違いによる影響を補正する項である。E補正は、時間を遡ることにより銀河に含まれる星の年齢が若くなり、銀河全体のスペクトルが進化する影響を補正する項、減光補正は、星間吸収による減光量を補正する項である。E補正も参照。遠方の超新星などの光度と距離の分析にもK補正は使われる。
2019年09月10日更新
この用語の改善に向けてご意見をお寄せください。
受信確認メール以外、個別のお返事は原則いたしませんのでご了解ください。