衝撃波加速
よみ方
しょうげきはかそく
英 語
(diffusive)shock acceleration
説 明
超新星爆発時に形成される爆風は周囲の星間物質を圧縮して、衝撃波面を形成する。荷電粒子は磁場との散乱により衝撃波の上流と下流を往復するうち統計的にエネルギーが増加していく。このような加速過程を衝撃波加速(あるいは統計加速)といい、宇宙線の加速機構として有力とされている。最初にこの機構を論じたフェルミ(E. Fermi)にちなんでフェルミ加速とも呼ばれる。超新星残骸SN 1006の観測で、実際にこの加速が起きていることが示された。宇宙線加速も参照。
2018年12月13日更新
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