AGILE衛星
よみ方
あじれえいせい
英 語
AGILE satellite
説 明
イタリア宇宙機関(ASI)によって2007年4月23日に打ち上げられたガンマ線望遠鏡衛星(Astrorivelatore Gamma a Immagini Leggero) 。打ち上げにはインド宇宙研究機関(ISRO)のPSLV-C8ロケットが用いられ、軌道傾斜角2.5度の準赤道軌道に投入された。シリコンストリップ検出器を用いてガンマ線が対生成する電子・陽電子の飛跡をとらえて方向を求め、35 MeV~50 GeVのエネルギーのガンマ線に感度を持つGRID (Gamma Ray Imaging Detector)と、18~60 keVの硬X線に感度を持つSuperAGILE、および350 keV~100 MeVのガンマ線に感度を持つMCAL (Mini-Calorimeter)の検出器を搭載し、AC (Anti-coincidence system)で覆うことにより荷電宇宙線バックグラウンドを反同時計数法で排除している。2020年現在も観測を継続している。
ホームページ:http://agile.rm.iasf.cnr.it/
NASAのHigh Energy Astrophysics Science Archive Research Center (HEASARC) のページ
https://heasarc.gsfc.nasa.gov/docs/heasarc/missions/agile.html
2022年09月18日更新
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