天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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「画像説明文」に含まれる"万事达u卡申请(www.usdtcard.org),887"の検索結果(53件)

アウトバースト outburst

天体の急激な増光現象をいう。可視光に限らず、電波、X線、ガンマ線

X線源 X-ray source

強いX線を放射する天体の総称。おもにX線連星系や激変星であるが、超新星残骸、原始星ジェット、X線パルサー、活動銀河核、銀河団など、さまざまな天体がX線を放射している。太陽もX線源である。

X線新星 X-ray nova

ある時突然X線で輝き始め、やがてまた暗く消えていく天体。X線連星系において、コンパクト星であるブラックホールや中性子星へさまざまな機構により間欠的にガスが流入するために明るさが激しく変動する現象と考えられている。X線望遠[…]

オランダ電波天文学研究所 Netherlands Institute for Radio Astronomy

オランダ王国の電波天文学の研究所。本部はフローニンゲンから南南西へ40kmほど離れたドゥビングロー近郊の町レーにある。1949年に太陽および天の川が発する電波を観測研究するために設立され、世界的にも永い歴史を誇る電波天文[…]

カスケード cascade(shower)

高エネルギー粒子が物質中で原子核と相互作用すると、多数の2次粒子が発生する。高エネルギーの2次粒子群は、物質中を進行しながらさらに相互作用を起こし、その総粒子数をネズミ算的に増加させていく。この現象をカスケード(またはカ[…]

巨大メートル波電波望遠鏡 Giant Metrewave Radio Telescope(GMRT)

インドのタタ基礎研究所電波天体物理学センターが運用している電波干渉計。英名のGiant Metre Wave Radio Telescopeを略してGMRTとも呼ばれるインドのプネーの北約80 kmの地点を中心に、口径4[…]

銀河サーベイ galaxy survey

銀河に対するサーベイ観測のこと。一定の明るさ以上の銀河、あるいは輝線を出すなどの特定の性質を持つ銀河をすべて検出するために、ある天域を覆い尽くす観測。覆い尽くす天域の広いものは「ワイドサーベイ」(全天に近い広さなら「全天[…]

近接連星 close binary

連星のうちで、2つの星が互いに影響を及ぼすくらいに接近した系。ロッシュモデルも参照。

クォーク quark

陽子や中性子などのハドロンの基本構成要素でアップ(u)、ダウン(d)、ストレンジ(s)、チャーム(c)、トップ(t)、ボトム(b) の6種類がある。このうち u と d は電子や電子ニュートリノとともに第1世代に属し、s[…]

クォーク-ハドロン相転移 quark-hadron phase transition

強い相互作用の理論であるQCD(量子色力学)によれば、宇宙初期の高温高密度時にはハドロン(バリオンと中間子の総称)は、クォークの自由粒子ガスとして存在していたはずである。宇宙の温度がQCDスケール(102 MeV 程度)[…]

紅炎 prominence

プロミネンスを参照。

降着トーラス accretion torus

活動銀河核の大質量ブラックホールの周りに形成される低温で光学的に厚い(光学的厚さが大きい)物質。太いリング(トーラス)状になるのでこの名前がある。大質量ブラックホールへ周囲から質量降着してくる物質の一時的な溜まり場である[…]

国際紫外線天文衛星(IUE) International Ultraviolet Explorer(IUE)

アメリカ航空宇宙局(NASA)、ヨーロッパ宇宙機関(ESA), 英国のSRCの国際共同で打ち上げられた口径45cmの紫外線観測衛星。以前の観測衛星よりも暗い天体まで、高精度なスペクトル観測ができた。1978年1月26日、[…]

GONGネットワーク Global Oscillation Network Group

太陽内部構造とそのダイナミックスを太陽の5分振動を使って日震学的手法により明らかにすることを目的として、世界6か所に設置された同じデザインの望遠鏡で構成される観測ネットワークの名称。口径2.8 cmの小型の望遠鏡とリオフ[…]

シェルバーニング shell burning

殻燃焼を参照。

実視連星 visual binary

2つの恒星が、長期間にわたる位置観測から、実際にお互いの周りを公転運動していることが確認できている連星。実視連星の軌道は、主星の周りの伴星の楕円運動として表すことができ、軌道要素は、軌道傾斜角、昇交点経度、近星点経度、軌[…]

質量放出 (stellar)mass loss

星の表面から物質が星風として星間空間に放出される現象。太陽では、高温のコロナから太陽風として定常的な質量放出がみられ、彗星の尾の擾乱やオーロラ現象を引き起こしている。しかし質量放出率は1年に10-12太陽質量 (10-1[…]

周極星 circumpolar stars

たとえば日本において北の空の星の日周運動を観測すると、星は北極星の周りを反時計回りに回っているように見える。そのような星のうち地平線の下に沈まないものを周極星と呼ぶ。

小惑星 asteroids

太陽の周りを公転する天体のうち、惑星と準惑星およびそれらの衛星を除いた小天体を太陽系小天体と呼び、それらのうちおもに木星の軌道周辺より内側にあるものを小惑星と呼ぶ。小惑星は軌道長半径によって、小惑星帯(メインベルト)の小[…]

スペースシャトル space shuttle

アメリカ航空宇宙局(NASA)が開発した世界初の有人飛行ができる再使用型宇宙船。最大7人の乗員と貨物を搭載でき、人工衛星の運搬、無重力状態を利用した科学実験、国際宇宙ステーションの建設などに使われた。1981年の初飛行以[…]