500メートル球面電波望遠鏡
よみ方
ごひゃくめーとるきゅうめんでんぱぼうえんえきょう
英 語
Five-hundred-meter Aperture Spherical radio Telescope (FAST)
説 明
中国科学院国家天文台により、中国南西部のミャオ族自治州平塘県に建設された口径500 の固定型電波望遠鏡。英語名称のFive-hundred-meter Aperture Spherical radio TelescopeからFASTと略称される。建設は2016年に完成し、2020年に正式に稼働を始めた。アレシボ天文台の口径305 mを抜いて世界最大の電波望遠鏡となった。
一度に観測するときの有効口径は300 m、観測可能範囲は天頂から約20度以内である。観測周波数は0.3-5.1GHz(波長1 m-6 cm)を予定しており、中性水素の21cm線、メーザーを含むさまざまな分子輝線と電波の連続波(スペクトルを参照)、パルサーなどを主な観測対象としている。
中国科学院国家天文台ホームページ
http://english.nao.cas.cn/
2020年12月16日更新
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