X線フレア(星の)
よみ方
えっくすせんふれあ
英 語
X-ray flare
説 明
主にTタウリ型星などの前主系列星のX線強度が急激に増加する現象。弱輝線Tタウリ型星は可視光よりもX線観測による方が見つけやすいため、1990年に打ち上げられたROSATなどのX線天文衛星による全天サーベイ観測が、弱輝線Tタウリ型星を探査する有効な手段となった。X線でのフレア的な変光は、Tタウリ型星の磁場構造や惑星系のもととなる星周円盤(原始惑星系円盤)からのTタウリ型星表面へのガスの降着が深くかかわっていると考えられており、Tタウリ型星のごく近傍の物理環境を知る手がかりを与えている。
2018年03月10日更新
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