星形成率
よみ方
ほしけいせいりつ
英 語
star formation rate
説 明
単位時間あたりに新たに生まれる星の量のこと。星生成率ということもある。
星形成率は通常、1年あたりの星の質量 $[M_{\odot}\,{\rm y}^{-1}]$ の単位で表される($M_{\odot}$ は太陽の質量である)。生まれたての高温の星が放射する紫外線の強度や、その紫外線によって電離された周囲のガス(HII領域)から放射される水素や酸素の輝線の強度などによって推定することができる。紫外線や輝線が、星形成領域などに存在するダストによって強く吸収される場合には、推定値の不定性が大きくなるが、そのような場合は、紫外線を吸収して暖まったダストが、赤外線領域で熱再放射する強度を測定することによって推定できる。現在のわれわれの天の川銀河(銀河系)では全体でおよそ数 $M_{\odot}\,{\rm y}^{-1}$ ほどであるが、10-1000 $M_{\odot}\,{\rm y}^{-1}$ という大きな値を持つ銀河もあり、スターバースト銀河などと呼ばれる。
2023年05月15日更新
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