ビリアル定理
よみ方
びりあるていり
英 語
virial theorem
説 明
有限の範囲を運動する多粒子系においてポテンシャルエネルギーが座標の同次関数であるとき、定常状態において成り立つ運動エネルギー $K$ とポテンシャルエネルギー $W$ の関係。ポテンシャルがすべての粒子の位置座標 $(x_1, x_2, \cdots)$ について $k$次の同次関数である、すなわち
$W(\lambda x^i_1, \lambda x^i_2,\cdots)=\lambda^k W(x^i_1, x^i_2,\cdots)$ のとき $2K=kW$となる。
特にニュートン重力の場合、$k=-1$であるから、$2K+W=0$ となる。ビリアル平衡も参照。
2023年04月23日更新
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