動的大気モデル(恒星の)
よみ方
どうてきたいきもでるこうせいの
英 語
dynamic model atmosphere
説 明
星表面の動的な側面をとりいれて計算される恒星大気モデル。この計算では、星の大気を3次元的に取り扱い、静水圧平衡と放射平衡の仮定は運動方程式とエネルギー方程式に置き換えられる。これと放射輸送方程式、質量保存方程式を連立させて解くことにより空間各点での物理量の時間変化が決定される。このモデルでは、大局的な大気速度場をパラメータ化することなく取り扱うことができ、太陽表面の粒状斑運動やスペクトル線輪郭の詳細を観測と比較することが可能になるが、取扱いの難しさからまだ一般的なモデルとしては確立していない。
2018年03月23日更新
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