測光標準星
よみ方
そっこうひょうじゅんせい
英 語
photometric standard
説 明
明るさが安定していて高い精度で測定されている星。ある測光システムにおいて測光標準星の大気減光補正後の等級をリストしたものを測光標準星カタログと呼び、測光観測の際にはこれらのカタログにある天体と目標天体を交互に観測して目標天体の明るさを決定する。近年、スローンデジタルスカイサーベイ(可視光)や2MASS(近赤外線)などの半導体検出器アレイを用いた広域観測から、非常に多くの天体に対して精度良い等級がカタログ化された。これにより、広い視野の観測で同一視野内に複数のカタログ天体が写る場合には、それらの天体を測光標準星の代わりに用いることも多い。
2019年09月12日更新
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